【報告:中島保育園特別講座】

3月8日(木)さいたま市桜区の中島保育園にて“中島保育園特別講座”を実施いたしました。
講師に一級建築士でこども環境アドバイザーでいらっしゃる井上 寿 氏をお招きし
「子どもの根っこをはぐくむ環境つくりについて」
お話を伺いました。

中島保育園は内閣府企業主導型保育事業として昨年11月にオープンしました。
今回、事業主のKSPの三角武一郎代表取締役も講座にご参加くださいました。
あいにくの雨で園庭での実習は行えませんでしたが、
子どもの主体性や自主性を育てる環境設定と保育について2時間にわたってじっくりお話をお聞きすることができました。

講話から、子どもは自分で
「やってみたい!」
と感じたら、自ら高いところに上ったりして自分の力を試します。
そうすることで自分が何ができるかを把握しながら成長する力を持っているのです。

そこで、保育者がその場をそっと見守ることで子どもの生きる根っこを育むよい環境となるのです。
子どもが集中して時間をかけて挑戦しようとしているときに保育者が声をかけることで子どもの集中力がそがれてしまったり、
「がんばれ!」
のことばで
「あっ、ボクはこれができるように、がんばらないといけないんだ」
と主体的な存在でなくなってしまうこと、
またその一言を受けて実力以上のことをしようとして事故につながったりしてしまう可能性もあるのです。

保育者はその子の育ちの状況がどうなっているか見極めて、
その子が自分で判断して動けているかということを主軸に関わっていく。
子どもが悩んだり考えたりしているときは待ってあげる。
そして、子どもが何をしたいかを見極め、室内なら、やりたいことのコーナーを小さく区切って
どのように遊ぶかを見守る。
保育者が子どもの環境設定を考えてちょっと試してみることが大切、とのことでした。
「子どもの姿を見ることによって必要かつ適切な環境を作るという視点を持ってください」
と、的確で子どもへの愛情あふれる井上先生の語り口に保育者一同感銘を受けました。

どのように自分たちの実践に活かせるか、保育者達からの質問コーナーも引き続き行われ、
予定の時間を越えてしまうほどの熱い講座になりました。井上先生、どうもありがとうございました。
またご参加くださった皆さまにも感謝申し上げます。
保育者 志村美香子(1)

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