入間市児童センターは緊急事態宣言に伴い、2月8日まで臨時休館中です。
プラネタリウムもお休み中なので、今日は実際の空を見ながら楽しめる冬の星座のお話をしたいと思います。
「でも街中で星座って見えないよ!」と思う方もいらっしゃると思います(私自身も星の勉強をするまで街中で星座はほとんど見えないと思っていました)それでも冬の夜空に大きくそびえ立つオリオン座は見つけられる方が多いと思います。
砂時計のような形のオリオン座は、ポセイドンの息子狩人オリオンが片手片足を上げた姿です。なぜオリオンが星座になったというと…
むかーしむかし、腕のいい狩人だったオリオンは酔っ払うと「俺はすごいんだぞ!!」と自慢ばかりしていました。それを怒った神様は1匹のサソリを呼んで「自慢ばかりしているオリオンを殺してしまえ」と命じました。サソリはオリオンに忍び寄ると猛毒の針でオリオンを刺しました。さすがのオリオンもサソリの毒には勝てず死んでしまいました。オリオンは星座になった今でもサソリが大の苦手、夏の星座のサソリが東の空に昇ってくるとオリオンは西の空に沈んで逃げていきます。空の上でオリオンとサソリはいつまでも追いかけっこしているんですって。
そんな物語を思い出しながら夜空を見上げると、有名人のオリオンに親しみがわいてきます。夜空には他にもたくさんの物語が描かれています。
オリオン座の右肩に光る赤い星はベテルギウス、左足に白く輝く星はリゲル…昔、日本では平家星、源氏星と呼び、真ん中の三つの星で源氏と平家が戦っているというお話を描いていたそうです。
自粛中でお出かけが出来ないからこそ、ベランダやお庭から星を見て星探しや物語を楽しんではいかがでしょう?もっと星座のお話が聞きたくなった方は、再開した入間市児童センターにぜひ遊びに来てください。
新型コロナウイルス感染拡大の状況により、開館期間やプラネタリウムの上映に変更がある場合があります。詳細はホームページなどをご覧ください。
上田真奈美(1)