令和3年度の無線教室が5月9日に開講しました。
昨年度はコロナウイルス感染症まん延のために中止しましたが、本年度は密にならないような対策をすることによって開講することができました。
入間市児童センターでは5月から8月までの毎週日曜日、午前9時30分~11時30分に無線教室を行っています。
無線教室はアマチュア無線を楽しむため、「第四級アマチュア無線免許」の取得を目指して勉強する講座です。短期間に合格するためのポイントを学びます。「第四級アマチュア無線技士」は国家資格で、取得するためには国家試験を受験して合格する必要があります。
対象は小学校3年生~中学生とその保護者。
講師はボランティアグループの「無線クラブ」のみなさんです。「無線クラブ」は毎週日曜日に児童センターに集まって、無線室を使って様々な活動を行っているアマチュア無線を楽しむクラブです。みなさんアマチュア無線の国家資格を取得しています。
すごいですね。
児童センターにはアマチュア無線の活動ができる無線室があり、屋上には無線用のアンテナも建てられています。「無線クラブ」の過去の有名な活動として、日本で初めてISS国際スペースステーションと交信したことがあげられます。
宇宙ステーションと小・中・高生が交信をするなんて、とってもすごいことなんですよ。
無線教室の講義の風景をご紹介します。
コロナウイルス感染症対策のため、密にならないように十分に広い集会室を使っています。参加者は長机にひとりで座っていただくので、参加者間のスペースも確保することができます。換気のために窓は開けたままにしています。
また、講師の方がネットワークを介してリモートで参加する環境も整えています。児童センターでは将来的にクラブ・教室・イベントをオンラインで行うことを念頭に、ワイヤレスネットワークの環境を構築していますが、無線教室での活用が初めてのケースとなります。
無線教室の実績として、小学3年生で「第四級アマチュア無線免許」を取得した女の子がいます。彼女は難しい漢字やアルファベットに読み仮名をふるなどの努力はしていましたが、無線教室に参加して講師のお話をしっかりと聞き、問題集をちゃんとやるだけで合格することができました。
また、小学生のある男の子はお父さんといっしょに無線教室に参加して、親子で合格することができました。そして、なんとその親子はその後無線クラブに入って、今では無線教室で講師とそのお手伝いをしてくれています。
講師のみなさんはとっても熱心に教えてくださいます。
来年も無線教室は開講しますので、ご興味のあるかたはぜひ申し込んでみてくださいね。
小暮 健夫(1)