11月頃、児童センターの運営ボランティアのお友だちが植えたチュウリップも暖かい春の風に誘われて毎日少しずつ背を伸ばしています。花壇に咲く小さな花にも目を止め、子ども達も季節の変化を肌で感じているこの頃です。そんな中、児童センターでは少し早いひなまつり会を行いました。

日 時:R5年2月26日(日)
時 間:14:00~15:30
テーマ:ひなまつりの話・箏の演奏・おひな様ゲーム・おひな様工作を楽しむ。
ねらい:日本の伝統行事であるひなまつりの由来を知り親しみを持つ。
※今日のひなまつりは、可愛いらしい風船(バルーンアート)を使って舞台、入口、壁面を彩りました。
最初に、子ども達の健やかな成長をお祝いするひなまつりがどうして生まれてきたのか!ひなあられは、どうして食べるのか!菱餅の意味等のお話しをしました。中でも、菱餅の一番下の緑は草、真ん中の白は雪、そして一番上のピンクは桃の花を表している事。雪の下から新しい芽が芽吹き、桃の花が咲いて春の訪れを表している事、春の訪れと共に女の子が健やかに長生きできるようにという願いを込められている事の話しをすると、参加者は、興味深々に良く聞いていました。

お話しが終わり、豊岡高校筝曲部の箏の演奏がはじまりました。今年は、地域交流も兼ね、普段なかなか聞くことができない箏の演奏をお願いしました。快く受けてくださり、題目は、銀燭とひなまつりを披露していただきました。ひなまつりの曲は2回演奏してもらい、2回目は箏の曲に合わせて全員で歌いました。ひなまつりの曲は、春らしい穏やかな曲なので、歌った後は心が和んだ一時でした。演奏が終わってからも、「もう少し聞きたかった!」「箏に触れて見たかった!」「代表のお姉さん可愛かった!」等の言葉が聞かれました。是非機会があったら今後もお願いしたいと思います。

箏の音色に心地よくなった後は、ひなまつりシアターをしておひな様に関心を持ってもらいました。

おひなさまに関心を持った所で、ゲームでおひな様を飾ろう!と福笑いをしました。おひな様をかざろう!では、段ボールを利用してお内裏様、お雛様、三人官女、五人囃子を個々に貼ったものを友だち同士協力して雛壇を作る競争をしました。子ども達は、積極的に参加し知らない子同士協力してつくりあげていました。


次は、由来を伝えながら製作を楽しむコーナーです。工作は、短時間で仕上がるものを用意したので、時間内に仕上げることができました。お友だち同士で話し合っておひな様を工夫した子や出来上がったおひな様をスタッフに見せにくる子達が目立ちました。



最後に会場を彩ったバルーンのプレゼントをすると、とても喜んでくれました。


今回のおひな様は、女の子のお祭りらしい会にしたいと思いバルーンアートと豊岡高校筝曲部の箏の演奏を取り入れました。バルーンアートは、参加者の方に作って頂き部屋の装飾を可愛く飾ることができました。何より人気が集中したのが箏の演奏でした。箏の演奏を聞きに見えた大人の方もいたほどです。普段聞くことのできない箏の音色に聞きいっている姿は印象的でした。
児童センターでは、地域交流に今まで以上に力を入れています。今後も機会をつくって子ども達も嬉しい!大人も楽しい!そんな内容を計画していきたいと思います。
神山 菊枝(5)