日時:1月19日(土) 19:00~20:30
場所:観望室
参加者:子ども24人 大人28人
月例の天体観望会を行いました。
この会は毎月第3土曜日19時から実施しています。
昨日は空気が澄み、雲もない絶好の「星見日和」となりました。
月齢13.8の月光が肉眼でもまぶしいくらいに観測室を照らしていました。
望遠鏡で見ると・・
「まぶしくて目がくらむ!」
望遠鏡の横から覗く人の黒目を見ると、はっきりと月光が映るほどです。
冬の星座の醍醐味、一等星や星団も望遠鏡の視野一面に宝石のごとく眩く輝いていました。
「月が奇麗すぎて家を抜け出してきたの!」
職員に興奮気味に話すご婦人がいました。
お話を伺うと、
昨年夏に自転車で帰宅途中橋から360度星を見渡して惑星(月・金星・火星・木星・土星)が並ぶ夜空に感動したり
ご自宅の部屋の天窓を開けて月を見ながら寝ていた際、月明かりに照らされる中、月のそばにある金星に感動したり
ご自身が体験したこの感動を誰かに伝えたくていてもたってもいられなくなり
市報でみた児童センターの取り組みに参加してみたとのことでした。
初めての観望会がこんなによい星見日和に当たり何よりです。
観望会では、見た星のスタンプを集めるスタンプラリーを行っています。
春・夏・秋・冬、各季節の星座を見ないとならず最低でも一年はかかります。
当館の天文クラブメンバーでもたやすくはありません。
そんなスタンプラリー、何と、最後の一つという兄弟がお父さんと観望会に参加しました。
「何年越しだよね!」
はやる気持ちを親子で確認し合い観測室へ向かいました。
M41星団を見終えて無事達成!プレゼントの贈呈となりました。
嬉しそうに照れ笑いする兄弟を温かい目で見守るお父さん。
ここまで子どもと付き合った根気に敬服しました。
星を見るのに決まった理由は必要ありません。
無限に広がる宇宙の神秘を無料でお楽しみ下さい。
次回2月16日の観望会には是非お越し下さい。お待ちしています!
保育士 大熊良太(1)