日時:7月13日(日)10時から 14時
参加者数:幼児379名・小学生222名・中学生・24名・高校生9名・大人385名
今年のサマーフェスティバルは天候に恵まれて、
地域の方のご協力を頂き子どもたちに企画を成功させる事が出来ました。
エンジョイ・4シーズンプロジェクト実行委員のこんな会話から…。
「今回は、自分たちで何かやりたいよね~。」
「自分たちで何か売ったり、お店を作ったり、仕事の体験をするような。」
「そう、キッザニア的な。」
子どもたちの提案をなんとか形にしてあげたい。
あすぱるで前例のない「キッザニア」みたいな夏祭り…。
スタッフみんなで、子どもたちの意見を聞きながら、サポートしました。
そして、「あすぱるワークアドベンチャー」が誕生しました。
子どもから将来の夢を聞いて、地域のプロフェッショナルの方の協力をお願いしました。
子どもたちは14種の仕事体験をすることが出来ました。
・パティシエ ・保育士 ・せんべい屋 ・環境講座
・ピアノ教師 ・似顔絵絵師・看護師 ・薬剤師
・政治家 ・着付け師 ・放送局 ・新聞記者・警察官 ・消防士
どの仕事も子どもたちの夢がいっぱいです。
そして、迎えた当日。
館内には、子どもたちの夢を書いた短冊飾り。
各ブースの様子です。
《看護師のブース》
仕事着を持参してくださり、実際に着ることで
看護師気分を味わえ、意識が高まったようです。
友達と来ていた小学生はお互いや自身の姿を見て、
ちょっと照れくさそうでした。
この中から未来の看護師さんは、何人現れるのでしょうか(^○^)
《薬剤師のブース 》
質問を用意して、熱心に話を聞く子の姿が…。
薬剤師の方から
「たくさんの子どもたちに、話せたわけではないけれど、
一生懸命話を聞いて、薬剤師になりたいって思ってくれる子に
出会えた事が嬉しかった。」
と言っていただきました。
話を聞いていた子も、一層、夢がふくらんだことでしょう。
《放送局のブース》
実行委員の小学生がレポーターとなり、館内のお祭りの撮影。
撮影用のカメラを使い、画面で確認しながら撮影の体験ができました。
子どもたちはインタビューがとても上手です。
この様子は後日JCN埼玉放送で放映されました。
カメラの操作や重たさを実感した子どもは、
満足そうに目を輝かせていました。
《似顔絵絵師のブース》
開始時はテーブルを使って似顔絵講習のようなスタイルでしたが、
照れながらもにこやかなママと真剣な顔つきで似顔を描くお子さんの姿が
とても素敵で思わず微笑んでしまいました。
「素敵ですね。」
とN先生に声をかけると
「思っていた運びではなかったのですが、これもいいなと思って進めました。」
とおっしゃっていました。
1人1人のお子さんの横に行き、コツを教えてくだいさていました。
終了時間に、1組のご家族が
「いいですか?」
と入って来ましたが、N先生が快く迎え入れて・・・
そのお子さんはパパの似顔絵に挑戦しました。
仕上がった作品は雰囲気が伝わりそっくりに仕上がっていて
みんなが笑顔に(^0^)
実行委員のHちゃんは体験に来ていた子と、
大学生ボランティアさんの似顔絵を書いていました。
《環境講座のブース》
担当の実行委員I君は委員会の時から控えめな子でしたが、
体験に来ていた子の隣に座り、一生懸命ソーラーカーの作り方の説明をしていて、
先生に
「すっかり先生らしく教えてくれています。」
とのお言葉をいただきました。
真面目で一生懸命な姿でした。
《政治家のブース》
参加者が一番頭を使っていたかもしれません。
「今の投票率はこんなに低いのです。どう思いますか。どう改善しますか。」
小学生や大学生ボランティアを交えて、より良い政治業界にするための
政治家と、(未来の)有権者との討論の場となっていました。
《警察官のブース》
幼児さんも参加出来ました。
お母さんが
「おまわりさん見たらどうするんだっけ?」
とお子様に声をかけると、姿勢をピンとし右手で敬礼のポーズをしました(^^ゞ
警察官の方は、可愛らしい幼児さんの姿に笑みがこぼれていました。
館内に飾り付けた短冊には子どもたちの将来の夢が書かれています。
「保育士になりたい」子どもたちは大勢です。
乳幼児室を祭り中も開放して保育士体験の場にしました。
赤ちゃんは好きだけど、何をしたらいいのか不安げに参加した小学生も、
担当の保育士の方にサポートしてもらい、積極的に関わることが出来ました。
子どもたちにとって保育士は思っていたより大変だと言う感想でした。
《パティシエの体験コーナー》
稲垣さんが先生として、起こしくださいました。
多目的室がアメリカンマフィン屋さんになりました。
入口を入って正面に、エプロンと三角巾をした可愛らしい店員が・・・
パティシエ体験コーナーでは生地作りからトッピングまで体験。
生クリーム絞りには手を震わせるほど
実行委員の女の子たちが、ケーキ屋さんらしい可愛い看板を描いてくれたので、
とても雰囲気が出ていました♪
体験が始まって、粉を混ぜおえると、
「これが、バターです」
「では、バターを入れます」
また混ぜて・・・
カップに入れて…
「では、オーブンに入れます」
講師の稲垣さんは、身ぶり手ぶりをいれてカッコ良く進めてくださっていました。
体験の子どもたちは、食い入るような真剣なまなざしで説明を聞いていました。
身を乗り出すように見ている子もいました。
マフィンにデコレーションをするのが楽しみで、焼き上がったマフィンが冷めるのが、
待ち遠しい様子も見られました。
クリームとマシュマロを飾って、とても可愛らしいマフィンが出来上がっていました。
頑張って作ったから、すぐに食べちゃうのはもったいないみたいですね(^-^)
体験に入っている子のお母様たちもマフィンを買いに覗きに来てくださっていました(^-^)
実行委員の子どもたちは、お持ち帰りしたいというお客様に、
生ものなのでお持ち帰りは出来ない旨を上手にお話ししてくれていて、
マフィンを売る姿は、可愛らしくもしっかりとしていて素敵な売り子さんでした。
体験時刻終了後も、
「まだ出来ますか?」
と聞かれるほどの盛況ぶりでした。
実行委員の子も、体験の子も、将来を考えるとても素晴らしい経験になったことと思います。
本当にありがとうございました!!
あすぱるの子どもたちは、将来なりたい職業を「パティシエ」とこたえた子も多かったので、
また起こしいただけると嬉しいです(^-^)
午後1時からは、AEDの講習会が予定されていました。
みんなが集まり、まさに、始めようとしていたそのとき、なんと出動要請が…。
急遽、講習会をとりやめ、急いで出動する消防士さんたち。
なかなかみることのできない「本物の出動」をみるという、
大変貴重な体験をしました。
地域のプロフェッショナルの方の協力で、
子どもの企画が地域の方を繋ぐ事が出来ました。
子どもたちも、自分たちの企画が実現できて、嬉しかったようです。
今年のサマーフェスティバルは子どもの企画が地域住民を繋ぐ場になりました。
快く協力してくださいました地域の皆様に心より感謝いたします。
ありがとうございました。
この繋がりを大切にして、地域住民が活動できる児童館にして
地域みんなで子どもの育ちを見守っていこうと思います。
これからもご支援・ご協力よろしくお願い致します。
この体験で子どもたちの夢がより一層膨らんだら
私たちスタッフもとても嬉しいです。
児童厚生員 池田幸司(6)