自然観察会~バッタ選手権~
9月19日(日)10:00~12:00
幼児6人、小学生12人、大人13人、ボランティア4人、合計35人
毎年大人気のバッタ選手権。
台風のため1日延期となりましたが、その分、台風一過の青空の下で行われました。
今回も、横山隊長のお話から。
動植物の世界は確実に秋へと移り変わっていて、下台公園では栗なども見つけられるそうです。
隊長がいがぐりを見せてくれます。
栗の殻の部分からは、スプーンが作れるそう。
バッタ以外に、秋の動植物ともたくさん出会えるといいですね!
「行くぞ!おーっ!」
の掛け声とともに、下台公園へと出発。
選手権にエントリーする生き物を探します。
茂みの中を探したり
水路の近くに住む生き物を探したり
斜面林の中も探索しました。
また、斜面林の一角には、「バッタのはらっぱ」もできていました。
バッタにとって大切なすみかです。
みんなも、優しく見守ってあげてくださいね。
足元に目を落とすと、生き物以外にこのようなものが…
いがぐりや
どんぐりなど
秋の木の実がたくさん落ちていました。
とここで、横山隊長がきれいなお花を手に取り、何かを作り始めます。
みなさん、一体何ができると思いますか?
あっという間に、かわいい指輪とブレスレットのできあがり!
これには、付き添いのお母さん達も
「かわいい!」
と興味津々な様子。
隊長から指輪とブレスレットをプレゼントしてもらった女の子も、嬉しそうに写真を撮ってもらっていました。
エントリーする生き物を見つけたところで、いよいよバッタ選手権の開幕です。
今年も、公式競技台となる丸椅子の上に生き物を載せ、そこからの飛距離を競います。
計測はお父さんたち、記録はお母さんが担当してくれました。
今年は、例年以上に色々な生き物がエントリーし、大盛り上がりの大会になりました。
中には、アリやカタツムリ、どんぐりという一風変わった選手も…。
選手が登場するたびに、ギャラリーからは温かな視線が送られます。
また、台風が残した強い風のため、追い風に乗った虫は飛距離を伸ばし、向かい風に遭った虫は風の力で押し戻されてしまうという、先の読めないレース展開に。
自然の力のすごさを、身をもって体験しました。
すべての選手の競技が終わり、いよいよ結果発表&表彰式です。
今年の1位は、クルマバッタモドキを飛ばした幼児の男の子。
記録は何と、22m56cmの大飛行でした!
表彰式では、入賞したどの子どもも、手作りのメダルと賞状、景品を手に、とても嬉しそうな表情でした。
最後は、頑張ってくれた生き物たちと自然にお礼を言って、バッタ選手権は閉幕しました。
コロナで大変な毎日が続きますが、生き物たちはコロナ関係なく元気いっぱいです。
バッタ選手権での精いっぱいのパフォーマンスから、たくさんの元気をもらうことができました。
次回のバッタ選手権では、どんな生き物がどんなパフォーマンスを見せてくれるのか…今から楽しみですね!
児童厚生員 田中永幸(6)