日時:6月18日(土)10:00~12:00
参加人数:幼児6人、小学生9人、大人12人、ボランティア4人
今年度最初の自然観察会。
例年の昆虫・植物調べに加え、今回は虫の家の整備も行いました。
【出発前】
集合場所に来た1人の小学生、その虫かごにはすでに元気に動き回る虫の姿が…。
それを見つけた横山隊長が、みんなに説明をしてくれます。

小学生が見つけてきた虫は「ゴマダラ」という名前の虫だそう。
すぐに虫の名前を教えてくれる隊長に、子ども達の目も輝いていました。
続いて、虫の捕まえ方についてのレクチャー。

隊長によると、虫は動体視力が優れていて、人が素早く網を振りかざす姿もスローモーションに見えるそうです。
むしろゆっくり網をかぶせた方が捕まえやすいそうですよ。
その後の虫捕りでは、隊長に教えてもらった通り、みんなそろりそろりと網を振り下ろしていました。
最後に、参加者のお母さんが「てんとうむしみつけた」の本を読んでくれます。
てんとうむし、この後見つけられるかな…?


「行くぞ!おーっ!」
いつもの掛け声で、いざしゅっぱーつ!

【あすぱるから下台公園まで】
下台公園までの道中には、アジサイなどの季節の植物や生き物がいっぱい!

準絶滅危惧種の蝶も飛んでいて、身近なところに貴重な動植物が生息していることに、子どもはもちろん、保護者の方々からも驚きの声が上がっていました。
【下台公園にて】
隊長が草を丸めて草笛を吹いてくれます。

子ども達やお母さんも早速挑戦。これがなかなか難しく、なかなか音が出ません。
それでも練習していると、
「プー♪」
と草笛の音が!
「やった!鳴った!」
大満足の子ども達でした。
一方、原っぱで生き物を探している子どもたち。

「カナヘビいた!」
「蝶もいたよ!」
次々に声が上がります。
さらに、水路で調査をしていた子どもたちからも、
「カエルがたくさんいた!」
との声が。

3月の自然観察会の時に卵塊数を調べ、保護したアカガエルの卵が孵化し、立派な大人のカエルに育ったようです。

これまでアカガエルの保護活動を熱心にやってきた子ども達。
元気に泳いだり跳ねたりしているカエルの姿を見て、とても嬉しそうな表情を浮かべていました。
続いて、虫の家の整備です。
古くなった葉っぱや枝を取り除き、新しい枯れ枝や葉を敷き詰めます。

傾いた杭は、ハンマーでまっすぐに叩き直します。

初めての作業に子どもたちは興味津々。
作業もはかどります!
あっという間に新しい虫のおうちができました。

みんなで作った虫の家、公園に来た際にはぜひそーっと見てみてくださいね!
最後に今日捕まえた生き物の発表です。
トンボやカエル、カマキリなどそれぞれの成果を発表するたびに、ギャラリーの子どもたちは食い入るように見入っていました。

今回も、いろいろな生き物や植物と出会うことができました。
また、自分たちが保護してきたアカガエルと再会することもできました。
次回は9月にバッタ選手権を開催する予定です。
熱い戦いが繰り広げられる毎年人気のイベント、皆さんのエントリーをお待ちしています。
児童厚生員 田中永幸(3)