8月29日土曜日。
例年ならば、夏休み最後の土曜日です。
ところが今年はコロナで何もかもが変わってしまいました。
すでに24日から小中学校も始まっています。
そんな中、朝一番で中学一年生の男子3人が来館してくれました。
よくあすぱるに来てくれる3人は中学校では卓球部です。
あすぱるでも真剣に卓球台に向かっている3人の姿を見かけます。
卓球の腕前もグングン上達しています。
まるで、植物の成長をビデオの早回しで見ているような、
すごいスピードで上手くなっています。
そんな3人と、試してみたいことがあり声をかけました。
それは中学生3人対大人3人での卓球団体戦です。
と言うのも、あすぱるに来館してくれる方の中に、
卓球のとても上手いパパさんがいます。
1歳の女の子のパパさんです。中学生の時には卓球部だったそうです。
来館してくれた際に、この中学生3人と試合をしてくれたこともあります。
やはり上手な人と対戦すると嬉しいようで、3人の目も輝いていました。
そのパパさんが、この土曜日も来館してくれていました!
パパさんと、同じく卓球経験者である澤田スタッフと私で
チームを組み、大人3人と中学生3人とで3対3の
団体戦を行うことにしたのです。
パパさんも快く参加してくださいました。
ありがとうございます!
コロナ禍ですので密を避けてダブルスは行わず、
11点先取のシングルス戦を3試合、
先に2勝したほうが勝ちとしました。
団体戦とは不思議なものですね。
基本的に卓球は個人で試合をしますが、
団体戦となった瞬間から〝チーム〟が生まれます。
中学生チームは順番をどうするか、円陣を組み真剣に相談しています。
第一試合から白熱した展開になりました。
中学生たちは試合をしている仲間がポイントを上げるたびに
『ナイス!!!』と大きな声援を送ります。
まるで自分のことのように喜びを表します。
また、ミスしても『オッケー、まだ大丈夫!』
と励ましています。
タイムを取って具体的な作戦まで考えているようです。
3人が一体になって戦っている、そんな中学生たちを見て、
これが団体戦の良いところだなと痛感しました。
接戦の末、パパさんや澤田スタッフの活躍で,
何とか大人チームが勝利することができました。
さっそく中学生たちからは、
『もう一回、団体戦をお願いします!!!』
悔しそうな表情を浮かべながらも再戦を望む声が上がりました。
時間の都合で3対3での団体戦はできませんでしたが、
負けた悔しさが彼らを更に強くしていくのだなと逞しく感じました。
児童厚生員 近藤俊明(2)