戸塚児童センターあすぱる「子どもエコ忍者学校」
忍者という非日常的な体験と自然環境学習を通して、自分の頭で考え、
自発的に行動できるたくましい子どもに成長して欲しいと「子どもエコ忍者学校」を開講しています。
第一プログラムの入門の儀で、神山忍者から子どもエコ忍者に桑の葉の写真が配られ、指令がありました。
「蚕の餌になる、桑の葉を探してください」
次のプログラムから桑の葉を持ってきてもらい、
エコ忍者の持ってきた桑の葉を食べて
直径数ミリだった蚕はすくすくと育っていきました。
一ヶ月もしない内に繭を作り出し、下の写真のようになりました。
そして、、、
10月1日(土)「虫つかいの術」
蚕の繭を紡ぐ体験しました。
神山忍者より、蚕の成長や脱皮の話があり、
今回使用する繭の登場です。
「蚕はまだ生きているんですか?」
「繭の中には蚕の蛹がいますが1度冷凍し、お亡くなりになってもらっています。
繭から出るときに繭の糸を変色させてしまうのです。」
重曹を入れたお湯で煮て、糸を紡ぎやすい状態にします。
今回のプログラムでは、フォトフレームを作成します。
糸を台紙に巻きつけながら、巻きつけた枚数を記録していきます。
繭を受け取ったら、作業スタート!
最初は丁寧にゆっくりだった子どもも、要領を掴んでスピードアップ♪
台紙を回さず、繭を持って台紙に巻きつける子供も!
やりやすい方法を考えついたんですね♪
立ち上がってみたり、10巻き毎に正の字でカウントしていたのを20巻き毎にしてみたり
工夫している姿が見られました。
みなさんが作業に慣れてきた頃、神山忍者からスピードアップの技を教わりました。
中心にわりばしを指し、そこを持って巻きつけると、グルグルグル!!
巻きつけるスピードが何倍にもなります!
巻いた数を聞いてみると
「もう数えるの大変だから適当になってきちゃった。」
と返ってきました。
どの子も、数百から千回以上も巻いていたので、後半は疲れが見える子もできてきました。
そして、最後まで糸を紡いでいくと、蚕の蛹が現れてきました。
巻き終わった台紙はフレームに大切にしまった完成♪
細い細い繭も何千回と巻きつけると、存在感たっぷりですね!
時間内で終わらず、
「最後までやりきりたい」
と言って1時間以上も残って巻き続けた子もいました。
みなさんすごい集中力と根気を見せてくれました。
地域サポーターの皆さま一緒にと子どもたちの育ちを見守りながら、交流を深められることに感謝しています。
児童厚生員 池田幸司(13)