あすぱるたけのこプロジェクト
~障がいのある子もない子もともに育つ~
第1回 竹とんぼ作り・関わり方講座
日 時:7月25日(金)13:30~15:00
参加人数:小学生8人・中学生1人・大人3人・
ボランティアさん2人・講師4人・合計18人
あすぱるたけのこプロジェクトとは、
児童館とNPOが協力し行う事業に対して助成金を出しますよ~という、
「子どものための児童館とNPOの協働事業(NPOどんどこプロジェクト)」
(主催:特定非営利活動法人 日本NPOセンター
協力:一般財団法人 児童健全育成財団
協賛:一般財団法人 住友生命福祉文化財団)に、
NPOすてっぷさんのご協力のもと応募し、
採択され助成金を受けて行うことになった事業です。
地域の社会資源としての児童館を活用し、障がいのある子もない子も
いろいろな活動を通してお互いを理解しながらともに育ち合う事を目的に
企画したところ採択になりました。
第1回目は竹とんぼ作りですが、
その前にボランティアさん・講師のみなさん・あすぱるスタッフは始まる前に、
障がいのあるお子さんや保護者の方との関わり方について講座を開き、
すてっぷ隅田さんに講義を受けました。
障がいのあるお子さんを持つ保護者に対しては、
◎「子ども」だけではなく「親」も安心できる場
子どもを大事にしてもらえた
子どもが楽しそうだった
ちょっと話がわかってもらえた
という印象が、
「来てよかった」⇒「また来よう!」
に気持ちが繋がるように関わる。
障がいのあるお子さんに対しては
◎はじめと終わりを明確にし、
「ここまでやったら終わりです。」
とわかりやすくナビゲートしてあげること。
が大切なのだそうです。
竹とんぼ作りは、あすぱるのボランティアさん
“彩の国どこでも竹とんぼクラブ”の皆さんに講師をお願いして、
「平成竹とんぼ」という刃物を使わずに作るたけとんぼ作りをしました。
刃物を使わない代わりに羽の部分を火であぶって加熱し、
熱で柔らかくなったところを両手でひねり、羽の部分を作る竹とんぼです。
初めてで加減がわからないところは講師の皆さんが手を添えて教えてくださいました。
放課後デイサービスから参加してくれた小学3年生のSちゃんは、
竹とんぼを作ることが初めて。
竹を触ることも火であぶることも初めての体験でしたが、
工程を重ねるごとに目に真剣さが溢れ集中していることがわかるほどです。
竹を捻るとき講師の方に手を添えてもらうのですが、手を添えた講師の方からは、
「集中しているのがこちらにも伝わってきたよ」
と教えてくれました。
好きな柄の千代紙で羽に飾りをつけたら出来上がりです。
飛ばし方を教えてもらいターゲットの傘をめがけて飛ばします。
うまく傘に入ると成功。
飛ばし方も、上に高く飛ばすことや、前に距離を長く飛ばす飛ばし方がありますが、
この日は初めての人が多かったので自分で飛ばす楽しさを体験できる飛ばし方を教わりました。
竹とんぼ作りは毎月1回竹とんぼクラブの皆さんが作り方を教えに来てくださっていますが、
今回初めてのSちゃんのように新しい体験や、発見をどの子も同じように
重ねて行ってもらえればと思います。
「楽しかったね」
「うれしかったね」
と顔を見合わせて言える思い出はきっと“生きる力”に繋がることでしょう。
彩の国どこでも竹とんぼクラブの皆様ご協力ありがとうございました。
たけのこプロジェクトは来年2月まで毎月1回行う企画です。
8月は22日(金)にすてっぷサマースクールと合同企画でピザ作りを行います。
ご参加申込みお待ちしています。
児童厚生員 杉浦真美 ⑩