12月のたけのこプロジェクト
~朗読とバイオリンコンサート~ 日時:12月20日(土)14:00~15:00 場所:遊戯室 参加者:幼児・18名 小学生・17名 中学生1人 大人・16名 ボランティア2名 計54名 たけのこプロジェクトとは「障がいのあるお子もない子も地域で共に育ちましょう。」という企画で日本NPOセンター『どんどこプロジェクト』の助成金をいただいて行っています。 12月は朗読とバイオリンコンサートで触れ合おうと企画しました。 NPOすてっぷ代表の隅田さんが特別支援学級や放課後児童ディなどに通われるお子様の保護者の方にもチラシを配って周知しました。 この日は4組の親子が幼児親子や小学生と一緒に参加しました。 始めに隅田さんから『たけのこプロジェクト』の事業説明をして頂きました。 「障がいのある子もない子も全ての子どもが児童館を利用して 楽しく遊び、地域の方と交流を深めて、地域の公共施設が 利用できるようになるといいですね。」 と話を締め括っていました。 バイオリン演奏者は東京芸術大学4年の国信佐和さん、 朗読は東京イボンヌ劇団の鹿目真紀さんです。 ビロードのうさぎの朗読に合わせてバイオリン演奏が始まりました。 クリスマスソングやクラッシックです。 題名:ビロードのうさぎ クリスマスに坊やにプレゼントされたビロードのうさぎお話です。 ビロードのうさぎが「本物になりたい。」と願います。 ストーリーが深まるにつれ、小・中学生の顔つきが変わり、徐々にお話しの世界に引き込まれて集中していく姿を見ることが出来ました。 会場が静まり、様々な感じ方をして創造力を膨らませて、 自分の世界の中に入っているようです。
4組の障害のある子どもと保護者も一緒に会場の雰囲気を共有していました。 3歳女児は、音楽に合わせて踊り始めました。 ストーリーの理解は難しいようだったが、体で感じているのでしょう。 館内が静まる中、この子はいまどんな気持ちで踊っているのか、 動きを見守りました。 お話しや音楽が好きな方が集まり、障がいのあるお子さんもないお子さんも 幼児も保護者も一緒に素敵な時間を共有することができました。
リクエストコーナーではみんなで“きよしこの夜”“さんぽ”を合唱しました。 演奏者の国信さんは 「バイオリンの良いところはいつでもどこでも演奏できるところです。」 「音楽の正しい知識と楽しさを伝えるためにボランティア活動をしています。」 と話してくれました。 また、合奏は子ども同士のコミュニケーション力が高められますとも話していました。
参加者からのリクエストで最後にみんなと記念撮影をしました。 初めてあすぱるを利用した障がいを持つ小学女児の母親からは 「このコンサートを知って、子どもがバイオリンを見た事が無いので現物を見せてあげたい。」 と参加しました。 「生演奏が聞けて良かったです。」 と本物に触れることが出来た事を喜んでくださいました。 「こんな良い施設を利用できるなんて知りませんでした。 娘が一人で利用できるように少しずつ利用させていただきたいです。」 と娘さんとスポンジブロックで楽しそうに遊んで帰られました。 このたけのこプロジェクトの取り組みが人から人に伝わることを願っています。 障がいのある子もない子も音楽好きなみなさん、遊びに来て下さい。 あすぱるでは毎月第3木曜日に「楽器であそぼう」を開催しています。 皆さんのご参加お待ちしています。 児童厚生員 澤田幸江 ⑫