夏休みも半分が過ぎ、朝から子どもたちの元気な声が館内に響き渡ります。
そんな中でうれしい出来事がありました。
「これ、沖縄のおみやげ~!」
みると小麦色に日焼けをした小学3年生のHちゃんがカバンの中から
あるものを取り出しました。
Hちゃんは幼稚園のときから児童センターにきています。
幼稚園のときは
「はい、これひろってきた、プレゼント」
とよく木の実や花や石を持ってきてくれ、
私達に季節感をプレゼントしてくれる子でした。
少し遠くに引越しをしたので頻繁には来られませんが
それでも1年生になったある日、
地図を片手にはるばる30分くらいかけてたった1人で歩いてきた
様子が今でも目に浮かびます。
学校での出来事、おうちの様子などをHちゃんから聞くことは
楽しみでもあります。
スタッフが
『どうしたの?』
と聞くと
「沖縄の海で拾ってきて、おうちに帰ってから作ったんだ!!」
そのものとは・・・
いくつかの貝を接着剤で止めて、模様を描いたり、紙で作った人を乗せたり
した作品です。
『うれしいな、ありがとうね! Hちゃんはどうして児童センターに作ってくれたの?』
と聞くと
「児童センターには涼しそうなものがなかったから、作ってみたんだぁ」
『ところで、これは何か、名前はあるの?』
「えっと、じどうセンターじま」
『へぇ~!どんな島なんだろう?』
「ここはみなとで、ここはゆうぐで、ここはおうち・・・」と説明をしてくれました。
みればみるほど涼しげで楽しそうで・・・、じどうセンターの宝物です。
旅行先で児童センターの事を思い出してくれた事、そして児童センターが涼しくなる
ようにと考えてくれたことにうれしく感じました。
Hちゃんの作ってくれた “じどうセンターじま”はみんなが見れるよう館内に飾ってありますので
是非見に来てくださいね!
保育士 中村葉子 (3)