令和3年1月23日(土)14:00~14:45
川口市立 芝児童センター「ワールド子どもカフェ 特別版」
今回は特別版!CHANGアジアの子供財団さんとのコラボ開催!
カンボジアの子どもたちはどのような生活をしているのかについて教えて貰いました。
今年のワールド子どもカフェは一年通してSDGsに触れるイベントとして行っています。
SDGsとは2030年までに世界全体で協力して達成するべき「持続可能な開発目標」を記したもの、
つまり、“誰もが幸せだと思える社会にするための開発目標”です。
世界の国々について知ることでSDGsにも繋がったらいいなと思い、
カンボジアの子どもたちと交流のあるCHANGアジアの子供財団さんにご協力いただきました。
CHANGアジアの子供財団さんは昨年度のワールドフェスティバルでもカンボジアの写真を見せながら伝えてくれ、
その時に参加していた子どもたちには 現地の子どもたちへ送るミサンガを作ってもらいました。
そのミサンガは会長の齋藤さん、若松さんによって昨年2月に届けられ、
1人1人のミサンガがどんな子にわたったのかを写真にとってきてくれていました。
それぞれの写真には嬉しそうな笑顔で映る現地の子ども達!
今回参加した子どもの中にもその時ミサンガを作った子がいたので、本人に直接渡すことが出来ました。
「へえ、私のミサンガはリーリーちゃんのところにいったんだ!」と、嬉しそうなMちゃん。
さあ、イベントのスタートです!
カンボジアはどこかな、日本から飛行機で何時間かかるかな、など聞かれると
はい!と最初から勢いよく手を上げる子ども達。
Sくん、Kくんも高学年のお兄さんたちに負けずに手を挙げて答えます。
『カンボジアは寒い日が2日くらいしかないです。毎日夏みたいに暑いし、雪は見たことがありません』
「ええ!」「すごい!」「暑いのはいやだなあ」とTくん。
『現地で日本と言えばどんなものを想像するか聞いたところ、アニメと答える人が多かったです。1位は何だと思う?』
はい!と手を上げる2年生Hくん「ワンピース?」
『お!正解!』
「やったあ」「ああ知ってる~」「ワンピースかあ!」とわいわい盛り上がります。
話題は学校生活について。
時間割を見せてもらうと「え!朝7時から体育!?きついなあ」と6年生Hくん。
カンボジアの子どもたちは親の仕事のお手伝いをするので、学校は午前か午後のどちらかしかありません。
ここでYくんから質問。「みんな塾に行っているんですか?」
『1日4時間しか授業がなくて勉強時間が足りないから、大体の子は行くよ』
身近な話題だと子どもたちの反応も大きくなり、楽しそうです。
『カンボジアには何回お正月があると思う?』
「えっ、1回じゃないの?」
『実はね、3回あります。日本と同じ1月1日、中国のお正月である2月、カンボジアのお正月は4月、合わせて3回!』
「ええ~いいなあ~~」「なんで中国のお正月もお祝いするの?」
『カンボジアは中国と陸続きになっていて、おじいちゃんおばあちゃんは中国の人、ということも少なくありません。
だから中国のお正月もお祝いするし、食べ物も中国のものに似ているものがあります』
中国出身のYくんは「本当だ!この料理中国のものに似てる!」と大喜び。
カンボジアは小学生に制服があることも伝えると、それも中国と同じだ、と教えてくれました。
思いもよらず、カンボジアと日本と中国の文化の交流の場となりました。
写真の途中、満面の笑みで写っている男の子の写真がありました。
『あ、ちなみにこの子は、さっきMちゃんに渡した写真の女の子のお兄ちゃんで、
さらにその上のお兄ちゃんは昨年日本に来て働きはじめましたよ』
「え!リーリーのお兄ちゃんなの!すごい!」と、Mちゃん。
既によびすて!と驚いてMちゃんを見ると、もらった写真を見つめながらきらきらした笑顔を浮かべています。
遠く離れて一度も会っていなくても、もう友だちだよね。
わたしまで嬉しくなりました。
リーリーちゃんもMちゃんの名前を呼んでくれていたらいいなあ。
写真が出てくるたびに日本との共通点を探し、違いを見つけると湧き上がる質問。
子どもたちが自ら興味を持って写真を食い入るようにして見ているのが後ろ姿からも分かりました。
そうして出てくる一つ一つのはてなに、CHANGさんは丁寧に答えてくれました。
細かく教えてくれるので、思わずたくさん質問してしまいましたね!
CHANGアジアの子供財団の齋藤会長、若松さん、楽しく素敵なおはなしをありがとうございました。
次回のワールド子どもカフェは3月に開催予定です。
皆さんの参加をお待ちしています。
児童厚生員 三浦 千知(1)