3月26日(日)
観劇会「おばけのソラ」
28年度の観劇会は“芝居所縁劇部さん”による朗読劇です
演目は
「おまえうまそうだな」
「おばけのソラ」
真っ黒な背景に何が始まるのかドキドキわくわく。。
出てきた人たちは真っ黒な衣装を着ています。
朗読劇と言うことで見ている人の創造力が大切なようです。。それに私は
(幼児さんは理解できるのかな?最後まで楽しく見ていられるかな?)
(小学生は途中で飽きて出てしまわないか?)
そんな不安が頭を過りました。
でも、始まって数分。気付いたら話に引き込まれている自分に気づきました。
子どもたちも同じ様子です。
悲しいシーンでは空気がシンと静まり
おばけの変顔には笑い声が聞こえ
迫力満タンの大人おばけの
登場では息をのむ
そんな姿が見られました。
世界に引き込まれあっという間に過ぎた30分。
子どもたちの感想には
「おもしろかった」
「大人おばけ怖かった」
「全然怖くなかった!」
などなど。。
終了後に個人的に聴いた感想には
お友だちの弟(年長)と一緒に見ていた小学生から「怖くないって言ってるけど、大人おばけ出てきたら、私に近付いてきたよ」と秘密の報告が。。私もそんな子を何名か発見していました。
カーテンコール後にスタッフがお願いして演者の方たちに花道を作ってもらい、そこからお客さんは退場しました。
そこでハイタッチしながら「おもしろかったー」と感想を伝える子どもたち。年中のMちゃんは一人ひとりに
「○○役が良かったよ」
「○○が可愛かった!」
と感想を伝え、それでも足りずに三回も列に並びました。
そんなMちゃんは1週間後に突然「おばけおもしろかったねー」と語りだしました。
子どもたちが楽しんでくれたのを感じました。
真っ黒な背景に広がった真っ黒な人たちが作り上げた世界は、子どもたちにはキラキラ光って見えたのだと感じました。それを見ている子どもの目もキラキラしてたので。。
私たちでは作り上げられない世界を子どもたちに体験させてくださった芝居所縁劇部の方に感謝の気持ちをお伝えします。
児童厚生員 上田真奈美(2)