敬老の日企画
ステージカフェ~地域感謝祭~
日時:9月19日(土)10:00~12:00
参加者:幼児6名、小学生18名、中学生1名、大人32名
今年の芝児童センターの敬老の日企画は、地域感謝祭とし地域の人を子ども達で招き感謝の気持ちを伝えることを目標としました。
そこで芝地区勝手にPR隊プロジェクト3は地域感謝祭です。8月にメンバーとミーティングし、係り決めをしました。
・ステージリーダー(ステージ発表の司会を担当)
・駄菓子カフェ店長(駄菓子カフェの接客とバイト募集を担当)
・プレゼントリーダー(地域の方に渡すプレゼント作り)
・よっちょれリーダー(8月の発表から引き続き)
メンバーがそれぞれの自分の仕事を担います。ここでは駄菓子カフェの報告をしたいと思います。
PR隊の店長3名(店長を一人に絞れなかったので皆で店長だそうです)では忙しいのでは?ということで
アルバイト募集のチラシを作成しました(もちろん無償ですが…)掲示してから「バイト入った?」と店長は気にしていましたが、無事に当日は3年生のMくんがアルバイトをしてくれました。
事前準備では商品の札を作成し、そして開店前に商品をきれいに並べます。
当日の役割分担は少しでも子ども達が自発的にできるように…と口頭での指示ではなく書面での指示にしました。
店長には
「ここに仕事が書いてあるから役割分担してね。分からなかったら聞いてね」
と声をかけ、他の準備をしていました。しばらくして様子を見ると駄菓子係りと麦茶係に分かれていました。アルバイトのMくんに店長が
「ここで麦茶を渡してね」
と指示する姿も…M君も
「分かった!」
と店長の指示に素直に従います。
カフェが開店し、地域の方がいらっしゃいました。
「いらっしゃいませ。ここで駄菓子がもらえますよ」
と声が聞こえます。
「どれにしようかしら…」
と悩むお客さん、駄菓子屋さんに買いに行っていた童心を懐かしく思い出していただけたでしょうか?
子ども達は
「これがおいしいですよ」
とおススメを伝えます。
麦茶係は最初は入れた麦茶を差し出していただけでしたが、荷物が多く麦茶を持てない方がいたのでスタッフが
「カフェだから席に案内してあげようか」
と声をかけると、店長の一人からアルバイトに
「じゃあ荷物が多い人がいたら、お願いね。こぼさないように気を付けて!」
と。そこからはお盆を使い麦茶を運ぶ姿も見られました。
そんな中、Mくんの曾おばあちゃんが来てくれました。
それまで元気に接客していたMくんはそっけない態度で
「ここからお菓子選んで…ください」
と恥ずかしそうに接しています。それでも孫の顔に戻らず精一杯接客を続けたMくんに成長を感じました。
店長はじめ子ども達が積極的に動いてくれたので、私の仕事がないくらい…。
そのおかげで全体を見て、地域の方に感想を聞いたり麦茶のおかわりを勧めることができました。子ども達に感謝です。
子ども達そしてそれを見守ってくれる地域の方の温かい表情を見ていると、接客を通して地域の方との交流が出来たのでは?と思います。
街中で「この前駄菓子カフェに来てくれた人だ」と子どもが気付き、挨拶ができるように…
今後も地域の方との交流を大切にしたいと改めて思いました。
ステージ発表のよっちょれには店員が全員出るので、私が接客しようといていたのですが気付いた時には
店長たちが手の空いていたスタッフと中学生に店番をお願いしていました。
「どうしよう!?」
と担当スタッフを呼ぶのではなく、自分たちで考え行動に起こしたのだと驚きました。
また、事前のミーティングの時にマル秘ノートにミーティングの日時とサインをする場所を書き、リーダーに
「回覧してね」
と渡すと、数十分後にはその日に遊びに来ていたメンバーのサインが書かれていました。
PR隊として継続的に子ども達の自主的な企画をして3か月。
子ども達の自分たちはPR隊なんだ!という責任感が育ち、メンバー内の仲間意識も固まってきたのを感じます。
次のプロジェクトまで少し余裕があるので、子ども達がミーティングで出した公園の清掃など身近にできるプロジェクトを進めていきます。
児童厚生員 上田真奈美(7)