1月18日(日)10:00~11:00
お父さんと遊ぼう~ミニミニ絵本をつくろう~ を行いました。
参加人数は、幼児7名、保護者9名(パパ4名、ママ5名)の計16名でした
お父さんとお子さんで対話を持ちながら、
子どもたちの発想力・想像力を絵本にし、世界に一つだけの絵本をつくろう!
という事で、今回の活動を行いました。
まずは、
「はじまるよ!はじまるよ♪」
の手遊びで絵本を聞く体勢を作ります。
スタッフが行う「はじまるよ♪」は忍者やカニさんは出てこなく、
その代わりに絵本やおはなしの世界のキャラクターが出てきます。
さてさて、これから絵本の読み聞かせ。今日のおはなしは…
『きいろいえほん』
というおはなしです。
(スタッフのオリジナルです!)
出てきたのは、ちいさなちいさな絵本。
見開き5ページの短いおはなし。
スタッフがページを開くと、
「ほし!」「ばなな!」「とり!(ひよこ)」
子どもたちは絵を見るだけで、
身を乗り出して答えてくれます。
それではそれでは、作ってみましょう!
まずは絵本の土台作り。
使うものは
・牛乳パック2本分
・両面テープ
土台としてはこれだけです。
『まずは赤い線に沿って切ってください。』
『次は黒い線に沿って切ってください。』
最初の内はどうしてもパパ・ママのお仕事がどうしても多くなっていきます。
「(両面テープを)ペリペリはがしていってね。」
「余ったところを捨てに行ってきて。」
子どもたちと一緒に作っていく!という雰囲気を保護者の方からも作っていきます。
切って、両面テープで張るだけですが、
きれいな見開き5ページの白色の冊子が出来上がりました。
『お待ちかねのお絵かきタイムです!本いっぱいに描いてくださいね!』
子どもたちは、嬉々として自由にペンをはしらせます。
ペンを握って○を書く子。
短い線を沢山入れて芝を表現する子。
とにかく色をたくさん使う子。
本当に自由に!
自分の表現したいものを表していきます。
ですが子どもたちの様子とは打って変わって、
パパさん・ママさんたちの表情は真剣そのもの‥!
それもそのはず。
『お子さんたちの描いたものに、言葉や文章を付けてください。
それを後で絵本の読み聞かせとして皆さんの前で発表してもらいますよ!』
のスタッフの言葉があるからです。
お子さんたちの絵と顔と、交互ににらめっこしながら、書き込んでいきます。
絵・言葉が描けたら表紙を付けて、表紙を飾れば…
完成です!
全員が出来上がったところで、順番に読み聞かせ。
『これから○○ちゃんのものがたりが始まります。』
おたのしみの…おはなしタイム!はじまりはじまり~!
「この子はまだ絵が描けませんが、パパのメガネが好きなのでメガネの物語を作りました」
親子三人でメガネの冒険譚を丸シールとペンを駆使しての絵本や、
「この絵本は○○君が好きなものを描いてくれた絵本です。」
と言って紹介してから一緒に読んで下さったパパさん。
お子さんの言葉を最大限に引き出し、言葉もお子さんのものを使った、
「も」
(↑タイトルでありおはなしの中心です)
お子さんが絵を描いている時はすごく頭を抱えていたパパさんも、赤色から連想して‥
「これはチャギントンのウィルソンです!」
と上手にお話にしてくれました。
上手に右・左ページを組み合わせたものもあり、
1人で前に出て、自分で読み聞かせをしてくれた子もいました。
素敵な絵本がたくさん出来上がりました!
最後に‥
「お名前と今日の日付を書いてこれは本当の宝物になります。
世界に一つだけの絵本、ぜひ大切にして下さいね。」
これで活動はおしまいです。
後日、参加者のうちの一人の方とお話をする機会がありました。
「これは時間が経ってから改めて宝物になるものだなぁと思いました。」
本当に嬉しいお言葉です!
お子さんにとっては初めての絵本作り。
パパ・ママにとっては…超難問!?
のお時間でした。
「工作」と一言で表しても、出来上がりの形や、表現の方法等、様々な姿があります。
様々な姿というものを、どのように感じてもらうか、どのように作り上げていくか、
考えれば考えるほど面白いものだと思います。
工作を通して、親子さんでのやり取りに、一役買えるようにしていきたい!
そんな時間にしていきたいと感じています。
保育士 宍倉鉄平(4)