ある日、大きい段ボールを手に入れました。子どもが喜びそうだなぁと段ボールの切り口などを補強し、図書室の一角に何気なく置いておきました。中に「入ると思っていたよ」というメッセージを貼って、しかけも用意しました。

早速、常連の小1Aくんが来館、こっそり見に行くと段ボールの中に入ってくつろいでいました。しばらくしてメッセージに気づいたAくんは、ちょっとイラっとしたのかメッセージをはがしました。まさかの反応に「ごめんね…」と反省したスタッフです。

横に倒しただけの段ボールに幼児から小学生が目をキラキラさせて入ります。やんちゃな中学生は「何これ?」と一言。本当は入りたいのではないのかな?周りに人がいない時に入っていたかもしれませんね。

数日後、段ボールをかぶるようにしてかくれんぼを楽しんでいたので、前が見えるように四角い穴をあけました。そのまま動けるようになった段ボール。「ロボットみたい」という一言から顔を描きました。命が宿った段ボール兄弟には、だんちゃん・ボールくんと名付けました。

中に入ってかくれんぼする子、お母さんや友達に見つけてもらうと穴から嬉しそうな顔が見えます。

2つ筒状に繋げたら秘密基地の完成!

口に食べ物を運んでくれる幼児さん、だんちゃんとボールくんはお腹がすく心配はないようです。

「ガタンゴトン」と言いながら自分より大きい段ボールを押す3歳の男の子。箱をもち上げると中には小さい電車の玩具が入っていました。

小6の女の子たちも「狭いよ~」と言いながら中に入って楽しんでいました。

大好きな熊のぬいぐるみとギューギューに入る小学生。このあとは自分の携帯電話で記念撮影もしていました。

だんちゃんとボールくんの現在の姿は…

両腕が出せるように穴をあけました。一気に動きやすくなった二人です。

子どもたちと一緒に遊びを発展していったところ、捨てられるはずだった段ボールが今では大人気なマスコットキャラクターに大変身!最近は怪我が目立ってきたので、ガムテープで修復しながら仲良く過ごしています。

上田 真奈美(2)

こころまーるく笑顔で保育 Commam Blog

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