今年も芝児童センターは復興を応援するための、“児童館こいのぼりがいっぱいプロジェクト”に参加しています。
4月15日~5月1日の間、随時来館された方にお願いして、こいのぼり作成を進めました。
幼児さんはお母さんと一緒に小さなこいのぼりに目やウロコ等を書きこんで頂きました。クレヨンでぐるぐるーと自由に書く子どもたち。
「これでいいの?」
「持って帰りたい!」
とそれぞれ楽しんでくれている様子の子どもたち。
それを見守るお母さんも
「私の分も作っていいですか?」
と、母と子で2つ作ってくれる方もいて、たくさん集まりました。
「うちの子はまだうまく書けないから・・・」
というお母さんにも、
「こどもの日は、お子さんの無病息災を祈る意味もあるんですよ。」
とお話しすると、
「じゃあ1枚書こうかな!」
と参加していただきました。
小学生には、半円型に切った画用紙にクレヨンで絵を書いてもらい、絵の具で塗る、はじき絵のウロコを作ってもらいました。
「何書けばいいの?」
と気の進まなそうな小学生も、
「なんでもいいよ、絵が書けなかったら、自分の名前に使われている漢字を一文字書くとかどう?」
と促すと、そこから発想が広がり、名前をローマ字で書いたり、漢字をデザインのようにたくさん書いたりと、思い思いに楽しんでいました。
小学生のKくんは、
「ドッチボールが好きだから・・・」
と、”ド“とカタカナで大きく書いたあと、用紙を90度回転させ、自分の苗字の漢字を一文字書いていました。
すると不思議なバランスに!みんなも
「これ、なんて書いてあるの?」
と興味深々でした。
他の子の書いたものを見たり、絵の具を塗り、はじき絵の仕上がりをみたりすると、アイデアが浮かんでくるようで、
「もう1枚書く!」
とやる気になっていました。
みんなで楽しく参加できた、児童館こいのぼりがいっぱいプロジェクト。
子どもたちの無病息災や、震災の復旧を心から願い、心を込めて作品を一つひとつ飾り付けました。
保育士 中西 奈津枝(1)