11月14日(金)13:30~ エコ工作「段ボール迷路」を行いました。 参加者は、幼児1名、小学生12名、中学生2名、保護者1名でした。 今回は、『自分の考えを形にして遊べるおもちゃをつくることを楽しむ』 という事を大切に、ビー玉ころがし作りを行いました。 開始より30分ほど早く来た2年生たちに、 見本のゲームをやってもらうと、 「こんなの簡単だよ!」 と言って次々とクリアしていきます。 「ほらね!」と言わんばかりの得意気な表情のところに、 『自分たちで好きな面を作れるからすっごく難しくしてもいいんだよ』 と一言添えると、 「ホントに?!」 と目を輝かせながら、渡された土台に設計図を描いていきました。 鉛筆を握りしめ、 「どんな迷路にしようかな?」 と段ボールに思い思いの線を描きこんでいきます。 みんなが集まったところで改めて説明です。 今回オリジナルステージを作る上でのルールは ○スタートとゴールをしっかり決めること ○ジャンプ(ビー玉を浮かせる)でのクリアは無し ○本当にビー玉が通る道の広さかどうか調べながら作る なるべく自由度を高められるようにしました。 土台と鉛筆、ビー玉を受け取り、上から覗き込みながら道を作っていきます。 「ここは曲がって、ここは…。」 自然とひとり言が漏れてしまっています。 出来た人から、短冊状の段ボールを使って組み立てていきます!
先ほど書いた線の上に段ボールを張り付けていきます。 そして時々ビー玉を間に通します…が、 「あれ?通らないや」 『通らないのかぁ。じゃあ、ビー玉は変えられないから、道をどうしたらいいかな?』 「えっと…、道を大きくする?」 『正解!ボンドが渇く前にやってみよう!』 試行錯誤をしながら徐々に自分のものにしていきます。
「穴は開けていいのー?」 『もちろんだよ!』 「じゃあ通り道に作っちゃおう!」 イジワルな一面も。 1年生は直線の多いシンプルなつくりで… 女の子は一つ一つを丁寧に… 姉弟は何となく似ていたり… それぞれに特色が表れていました。 2年生が6人(!)で1つの迷路を作るというチームプレー(?)を発揮してくれました。 「ここはまっすぐ行こうよ!」 「いやいや、分かれ道のがいいって」 「わぁ!ボンドこぼした!」 「うーんどうかな…」 にぎやかに、ああでもないこうでもないを繰り返しながらも、 リーダーを中心に少しずつ形を作り上げていきます。 「めっちゃ難しいのを作ってやる~!」 と意気込んでいた中学生。 言葉の通り、やはりさすがの技術でした。 「見えなくしていいの?」 と言って屋根を作ったり、 「こんなトラップ作ったよ!」 と、ガムテープを取り餅のようにしてビー玉をくっつけてしまったり、 もともと空いていた穴をつかって、底を箱で囲うという不思議なゴールの作成をしたりと、 賢く、そして無邪気に。 こんなアイディアもあるのか!? とスタッフも舌を巻くほど多彩なものでした。
みんなが思いの込めた珠玉のステージたちが出来上がると、何度も何度も遊んでみます。 「あれっ?もう着いちゃった。」 「全然ゴールできなーい!」 もちろん反応は様々でしたが、 自分たちで、一から作り上げた迷路とにらめっこしながら、 楽しそうにプレイしていました。 最後はきちんと、使ったもの、机の下、身の回り、全て後片付けをして今回は終了です。 2年生のグループが先ほど作った迷路で遊びながら 「今日楽しかった人ー!?」とリーダーが聞くと、 「「「はーい!!!」」」と団員たちの元気な返事が返って来ていました。 また誰のものにするか、そんないざこざがあると思いきや、 「リーダーの家に遊びに行けばできるからリーダーがもってて!」 と、その部分も一致していました。 子どもたちがホンキで「おもしろい!」と感じられる、 そういった『こと』を体験してほしいと願っています。 年末に近づいて芝児童センターでは、 11月30日(日)には『ヤキイモ大会』 12月13日(土)には『冬まつり』 12月20日(土)には『クリスマスティーパーティー』 と大きなイベントが続いております。やはり、皆さんがホンキで 「おもしろい!」と感じてもらえるように、一つ一つを大切にしていきたいと思います。 皆さんのご参加お待ちしております! 保育士 宍倉 鉄平(23)