ロボット作り第二弾は、13時~15時に
『でこぼこした道も進めるロボットを作ろう!』
が行われました。
小学生12名、保護者10名、ボランティアさんが6名で行われました。
モーターとコンピューターを組み合わせてレスキューロボットを作りました。
※レスキューロボットとは
現在のものの多くは災害時に要救助者を発見のためのもので
瓦礫や障害物もものともしない移動の強さや 発見のためのセンサーの精度が求められる
レスキューロボットについての説明を受け、 道具が配られて順番に作り方を確認し、
製作に移っていきます。
まずは、軽くて丈夫なプラスチックダンボールを線に沿って切っていきます。
今回は指定されたとおりに切るだけなのですが、 その丈夫さには手こずっていました。
学生さんに手伝ってもらいながら、なんとか土台と車輪を作り上げていきます。
次は高さ調節のための、レゴブロックの組み立て。
縦 × 横 × 高さ を 1×8×3 (マス) で作るという指示がありました。
作る工程としては難しくないものでしたが、 こだわりをもってブロックの配置を大切にしたり、
幾何学模様を作ったりする子もいました。
『皆さんが遊んでいるDSの中身にも使われているんですよ。』
との先生の言葉に、次に使う基板を隅々まで部分を覗きこむ姿が見られました。
コードで基板と電池ボックスをつなげてスイッチをいれると…
青のランプが点灯して、きちんと作動している確認が出来ます。
さらにモーターともつなげて今回必要な回路は出来上がりです!
基板にはボタンが付いており、モーターの回転を制御する働きもありました。
ほんの少しのことですが
電子機器を自分で組み立て、気分はまるで博士です!
各パーツを組み合わせていきます。
それぞれを組み合わせるときに
「ここに乗せると重さのバランスが悪くなるから…」
と言って、バランスを見ながら,
説明にはありませんでしたがブロックを乗せ調節…。
完成!
…ですが、なかなかスムーズに動きません。
「これがぐらついてしまうから…」
土台の部分に橋を渡し固定したり、
「左に曲がっちゃうので…」
と言って車輪の大きさ整えたりしながら 何度も動かし、微調整…。
先生や学生さんの力を借りながら、
障害物にも負けないレスキューロボットを
本当に作り上げることができました!
そこには想像力や発想で補填され、同じ説明を受けながらも全く同じものは無いという
面白さがありました。
「本当にこのタイヤだとガレキの上でも進める~!」
「動くロボットを作ったのは始めて!」
持ち帰ることはできなくとも、自分自身で作り上げたことに大満足の子ども達でした!!
活動の最初に、レスキューロボットの説明だけではなく、
ヒューマノイドリーグという、ロボットが自身で考えてサッカーを行う 模様を紹介して下さいました。
その中で、シュートを打つシーンがあったのですが、 位置の調整を間違えて、
一度は空振りをしてしまうというものがありました。
ただそこで終わらずに、そのロボットはもう一度ボールの位置を確認し、
修正をして 今度はシュートを決めていました。
人間も
『経験をしないと分からないこと』や
『試行錯誤の中から自分なりの答えを見つけていく』
ということが沢山あります。
どれだけ未経験のものに飛びつけるようになるか、 間違えた時に、
どうしたらもう一度チャレンジできるようにやる気を引き出せるかが、
大人の役割なのではないかと感じました。
今回ご協力下さった、埼玉大学の学生の皆さん、野村先生。 本当にありがとうございました!
保育士 宍倉鉄平(18)