6月23日(月)
今年も芝樋ノ爪小学校1年生が“生活科、学区探検”の授業で
芝児童センターにきました。
児童センターでは あそびを体験しながら児童センターを紹介します。
運動遊びと工作をやりますが、実はスタッフの方もこの授業は楽しみで
子ども達はなにをやったら喜んでくれるかな?
とわくわくしながら計画を考えました。
10時少し前
「おはようございます!」
と27人の元気な声が玄関に響き渡りました
まずは体育室に
児童センターってどんなところ?
のお話を紙芝居形式でみんなに質問してみました。
『お休みはいつでしょう?』
「かようび~」
「にちようび~」
『解は火曜日と祭日です』
「え~?さいじつってなに?」
『何歳の子が利用できるでしょう?』
「ちいさなこども!」
自分達もちいさいのに・・・
『どんな遊びがあるでしょう?』
「ドッチボール!」
「パソコン!」
「ひかるやつ(マルチトレーナー)」・・
スタッフの質問に皆目を輝かせて答えます。
集会室での運動あそびコーナーです
こちらではセンター内でできる運動あそびを紹介していきます!
二人組でじゃんけんをします。
負けた方は、その場で少し膝を曲げ、またじゃんけんをします。
負ければ負けるほどだんだん深くなっていき辛くなります。
短時間でお手軽な運動でしたがプルプル震えながら
「キツイよー。」
一方では、
「また勝ったー!」
とシンプルな勝負ながら一喜一憂していました。
続いてはカラフルなタイルの前に移動して、マルチトレーナーの体験です。
「これってなんだろう?」
という顔をしている子もいましたが、何度か遊びに来ている子は
「光ったところをポチって押すんだよね!!」
と、得意気に教えてくれます。
スタッフが見本を見せる時から
「あっちだよ!」
「こっちだよ!」
お助けの声が飛び交います。
それではみんなにも体験してもらいましょう!
先ほどのペアで一緒に挑戦します。
マルチトレーナーの前に二人が立ちます。
また、その後ろではお友達が固唾を呑んで見守ります。
よーい‥スタート!
光っているランプを見つけると
一生懸命に二人で同時に押しに行きます。
『見ている人はどんどんお助けの声をかけてね~。』
回数を重ねるにつれて、そのお助けの声にも変化が・・・
「あっち!」
「こっち!」
という、指を指しながらのこそあど言葉から
「みぎ―!」
「うえ―!」
という方向を示す言葉へと変化していったのです!
『あっち!と言う時よりも、もっと分かりやすいね。』
と、声をかけるとさらに変化が‥
「かみのけのところ!」
「木のした!」
などの、さらに具体的な声掛けになりました。
短い遊びの時間でしたが、その中でも子ども達は成長していることを感じました。
最後にユニホックのスティックを使って、チャレンジ・ザ・ゲームを行います。
スティックから手を離して、倒れないうちにまたつかむ、一種のバランスゲームです。
最初は一人で。手を離した時に様々なアクションを行います。
手をたたく、3回たたく、1回転する。
説明を聞いているときは
「簡単だよ~」
と言っていた子たちですが、いざ挑戦してみると意外と難しいようでしたが、
楽しんで繰り返していくうちに、コツを掴んでいたようでした。
今度はそれをペアで行います!
「せーのっ!」
の掛け声で相手のスティックに駆けていきます。
互いの息がピッタリ合わなければできないこの種目ですが、
成功した時は
「やったぁ!」
と共に喜べる達成感と、
失敗した時でも
「もう一回!」
と再チャレンジしたくなる手軽さで、
最後にはみんなが
「できたー!」
となるまで取り組んでいました!!
一方
図書室での工作コーナーです
工作タイムでは
くるくるアニメをつくりました。
『アニメってどうやって作るか知っているかな?』
ときくと絵をみながら
「絵をかく!!」
と答える子が多い中
「絵をたくさんかくんだよ」
とひとりの子が答えました。
『今はパソコンで作ることもあるけれど、アニメはたくさんの絵をすばやく動かしています。
今日は2つの絵だけでアニメをつくります』
見本を見せると
「わ~!うごいている!!」
「すごい!!」
と目が釘付けです。
材料を配ってアニメ作りスタート!(材料といっても紙と鉛筆だけで出来ます!)
でも、何をかけばいいのかわからない・・・
そんな子たちにヒントを出します
『たまごからカメがうまれるとか、なにかが生まれてもいいね、泣いている子が笑うとか・・
花のつぼみがさくとか・・』
ヒントをたよりにかきはじめます。
思いついたら子どもたちはあっという間に形にしてしまいます。
しばらくすると、スタッフや先生を呼び
「見て!見て!動くよ!!」
「私にも見せて!」
そんな会話が聴こえてきました。
終了時間が近づいてきたので、何人かの子にどんな絵を描いたかを発表してもらいました。
『どんなアニメを作ったか教えてください』
とお願いすると
「つぼみからお花が咲きました」
「イカが墨を吐きました」
などなど・・・自分の作品を誇らしげに見せてくれました。
この前まで幼稚園だったの?小学生になっての成長を感じた瞬間でした。
前に座っている子は
「わー○○くんすごい!」
とお友達に拍手!
後ろに座っている子は
「見えな~い」
と残念そう…。
「学校に帰ったら休み時間にお友達のアニメを見せてもらおうね。
どんなアニメか楽しみだね」
と声をかけました。
終了後、自分の描いたアニメを大事そうに持っています。
自分の描いた絵が動いてアニメになる。たった2枚の絵で味わえる感動を
子ども達と共感することが出来ました。
あっという間の1時間の授業が終わって子どもたちが帰る際に
「あ~たのしかった」
とか
「あとでまたくるね~」
などといってくれるのを聞いて
私達も飛び切りの笑顔でお見送りをしました。
“生活科、学区探検”として児童センターを選んでくださってありがとうございます。
これからも芝児童センターでは地域との繋がりを大切にしながら、
みんながわくわくするような活動を考えていきたいと思います。
芝児童センター 上田、宍倉、中村