芝児童センター「ワールド子どもカフェ  ごみ拾いからSDGsを考えよう」

日 時:2022年1月29日(土)14:00~15:00

参加者:小学生5人 中学生1人

今回は5月にも行ったごみ拾いをもう一度実施しました。

小さなことからSDGsに関わること、また、地域の皆さんと直接関われなくてもその姿を見せることで、

子どもを真ん中にしてつながることを目的に行います。

SDGsとはSustainable Development Goals「持続可能な開発目標」の略称で、

2030年までに国際社会における世界全体で協力して達成するべき開発目標について記されたものです。

キーワードは「誰一人取り残さない」、つまり、“みんな”が“幸せ”だと感じられる社会にするための目標。

今日の参加者はみんなワーカフェに何度も来てくれていて、

SDGsの正式名称は?と、聞くと「サステナブル デベロップメント ゴールズ!」と、即答できる子たちです。

今回がごみ拾いだと聞くと、「おお!やった~!」「たくさん拾う!」「きれいにするぞ!」と、喜んでくれました。

最初は前回同様、「カモフラージュ」というネイチャーゲームからスタート。

自然の中に溶け込んだ人工物を探すのって、簡単なようで難しいものです。

みなさん、身近な道路の端に落ちたごみが「景色」に溶け込んでしまっていませんか?

「早く始めよう!」と、小6Tくん。

植え込みの中には飲みかけのペットボトル、排水溝には飴やマスクの袋が。

20分間、一生懸命頑張ってくれました。

Hくん「お菓子の袋やその切れ端も落ちていました」

Mちゃん「タバコが多い。こんなにたくさん出てきた!」

部屋に戻ってからは、「つくる責任 つかう責任」についてのクイズをしました。

Rちゃん「これじゃあ資源が足りない!」

スタッフ「そうですね。計算すると変ですよね。

     つまり、十分な資源がない生活を送おくる人がたくさんいるということです」

スタッフ「日本の食品ロスは1年で612万トン。

     日本の国民みんなが毎日茶碗1杯の食べ物を捨てていることになります。

     そして、世界が、飢えに苦しむ国や地域に援助している食べ物は、420万トン。

     日本はその1.5倍もの食べ物を、捨てているんです」

Kくん「せっかく助けているのに、無駄にしている食べものの方が多いの?」

Mちゃん「もったいない!」

ほんとだね。みなさんはどうでしょう?給食や家のご飯を残さず食べられていますか?

また、人や地球を守るためにルールに則って食品や物を作っていることを示すラベルをいくつか紹介しました。

スタッフ「これらのラベルはきちんとルールを守っている証です。

そういう商品を買うことで、ルールを守っている人を助けることにもつながります」

M・Kちゃん「有機JASマーク、見たことある」

M・Gちゃん「レインフォレスト・アライアンス認証のマークはなんでカエルなの?」

スタッフ「カエルがその環境にある程度いるということは、その環境が良いことを示すそうです。

     そこから、カエルは環境にやさしいイメージとくっついて、マークになったそうです」

いろんな質問や興味が沸いてきたようで、たくさん手が挙がりました。

最後は「エコかるた 楽しく学べる環境絵本」(本田亮・著)のかるたを行いました。

絵を見ると、今地球はどんな危機に直面しているのかがわかるので、

子どもたちはかるたを取るたびに絵を注意深く見ていました。

人や環境、そこに住む動物、地球にやさしい行動をしていきましょうね。

次回のワーカフェは3月開催予定です。

またCHANGアジアの子供財団さんが来てくださいます。是非参加してくださいね。

今回も参加してくれたみなさん、ありがとうございました。

児童厚生員  三浦 千知(3)

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