芝児童センター「ワールド子どもカフェ  芝っこ子ども大学~CHANGアジアの子供財団さんとSDGsを考えよう~」

日 時:2021年11月27日(土)14:00~15:00

参加者:小学生7人 中学生1人 大人1人 ボランティア(CHANGアジアの子供財団)2人

 

 

今回もCHANGアジアの子供財団さんとコラボ企画です。

「カンボジアのクリスマスとお正月とSDGs」ということで、以前出して頂いた問題の復習と

そこから繋がっていくSDGsについてを教えていただきます。

 

(SDGsとはSustainable Development Goals「持続可能な開発目標」の略称で、

2030年までに国際社会における世界全体で協力して達成するべき開発目標について記されたものです。

キーワードは「誰一人取り残さない」、つまり、“みんな”が“幸せ”だと感じられる社会にするための目標。)

 

CHANGさんが今回から「芝っこ子ども大学」としてイベントを進めてくれます。

なんと、一人一人にカードを作ってくれました!

正解するとスタンプを押してもらえ、国旗の位置までたまると千本引きが一回引けます。

 

 

 

「場所や国旗など、前にやったクイズを出しますよ!」と、CHANG齋藤さんが言うと、

今回も地図帳で勉強済みの 中1Hくん や 小4Mちゃん がぴーんと手を挙げています。

そんな中、初参加の小1Sくんが国旗を即答しました!すごい!

前回のラオスの位置を覚えていたのは小6Tくん、さすがですね。

 

そして初参加は他にも。

小4のRちゃんとⅠくんは、迷いながらも手を挙げ、ちゃんと正解!

同じくKくんは自主学習に今回学んだことを書くそうで、ノートを用意していました。

問題が出るごとに答えつつ書き取る意欲的なその姿勢に、スタッフが感心してしまいました。

 

 

齋藤さん「では、カンボジアのクリスマスについての問題です。日本との違いって何だと思いますか?」

「ええ、なんだろう」「わからないなあ」「あ、前にカンボジアは一年中暑い国だって言ってた気がする!」

齋藤さん「おっMさんよく覚えていましたね、その通りです。カンボジアは常に暑い国なのです」

Mちゃん、よく気付きましたね、大正解。

その他にも日本と同じことや違う習慣、3回もお正月が来ることなどを復習しました。

 

齋藤さん「こうやってみんな幸せにお正月やクリスマスを過ごせるといいですよね。

これはSDGs10番目の“人や国の不平等をなくそう”につながります。

実は、カンボジアに住む人の中にはご飯が無くて食べられない人もいます」

Rちゃん「えっ食べるものがない!?」

齋藤さん「そうです。学校に行けないで、ゴミを拾って生活する子もいます」

Sくん「なんでゴミを拾うの?」

齋藤さん「ゴミが売れるからだよ。また、シャワーがない家もあります」

Mちゃん「えー!シャワーもないの?」

Tくん「江戸時代の話!?」

齋藤さん「驚きだよね、全部今のカンボジアの話です。また、日本でも不平等なことがあります。

それはいじめです。だから、

①相手の気持ちになって考えよう

②日本にいる外国の人に親切にしよう

③不自由な人に親切にしよう

この3つをみんなに実践してほしいです。」

驚きの声をあげながらも、子どもたちの表情は真剣そのものでした。

 

 

先ほどの3つのことを実践するために、クイズです。

絵を見て、こんな時はどうしてあげると親切なのかを考えました。

まずは、耳が悪い人が困っている絵を見て、「字を書いて紙を渡してあげる」と答えたⅠくん。

齋藤さんの思っていた以上の回答だったようで「よくわかったね、難しいと思ったよ」と驚いていました。

齋藤さん「他にも、手話を覚えるのもコミュニケーションをとるための一つの手ですね」

 

次に、外国から来た人が、看板が読めず困っている絵を見て。

Kくん「何と書いてあるかを教えてあげる」

齋藤さん「そうですね、そのために英語を勉強しないといけないね」

Hくん「案内所まで連れて行ってあげる」

Mちゃん「看板に英語を付けた方がいいよね」

Hくん「あー!ユニバーサルデザイン!」

齋藤さん「すごいね。他の言葉も書いてあるといいよね。

今回のオリンピックでも様々な国の人が来たので、英語以外の言葉をしゃべれるボランティアを募集していたよ」

みんな、すらすらと答えます。まさかユニバーサルデザインの話までに発展するとは!

ちゃんと“自分事”としてとらえ、どうしてあげたら親切かを一生懸命答えてくれたみんなに感動しました。

 

平等を考えた今回の時間。SDGsをまたひとつ知ることができましたね。

みんなが、ああ、今幸せ!と思える、住みやすい世界にしたいですね。

 

最後に正解した回数により千本引きをさせてもらいました。

たくさん答えたけど、少し内容が難しく正解できなかったSくん。

がっかりして落ち込んでいましたが、最後は誰に言われるでもなく進んで片付けを手伝ってくれました。

Sくん、その優しさや先を見通す力が、SDGsにも繋がる行動です。

次回はきっともっと答えられるはずですよ!がんばろうね。

 

次回のワーカフェは1月開催予定です。

次回はまた違った内容のワーカフェにしようと思います。是非参加してくださいね。

CHANGアジアの子供財団さん、参加してくれたみなさん、オークン!(ありがとう)

リア ハウイ!(さようなら、また会いましょう)

 

児童厚生員  三浦 千知(16)

 

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