ちょっと前のことですがこの前子ども達と水遊びの話になり
その時のことを思い出しました。
参加人数:75人(乳幼児:24人、小学生:21人、大人:30人)
夏休みが終わっても毎年暑い日が続く9月。
「残暑なんかふきとばすぞ!」
と意気込んで開催しましたが、今年に限り残念ながら雨でした。
つばめの広い館庭にて行う予定でしたが、今回は遊戯室で開催しました。
雨にも関わらず75人もの方参加してくれました。
テーマは「水の形」
「魔法の水」「色水あそび」「カラフルゼリー」「氷のボート」「水てっぽう」「まとあて」「シャボン玉」「魚つり」「ボート工作」「にじみ絵」
と10個のコーナをつくりそれぞれ違った形で水遊びを楽しんでもらいました。
まずは、遊戯室入り口に入ると「カラフルゼリー」のコーナーです。
赤・青・黄の水ゼリーを手でつぶして「プニュプニュ」と感触遊び。
最初は、こわごわつっついていた子ども達もだんだんと慣れてきて、ダイナミックに
「ブチュー」
とゼリーを潰しその感触を存分にたのしんでました。
感触ゼリーのとなりには、「魔法の水」コーナーを設置しました。
ペットボトルに入ってる普通の水を上下にふると、
不思議なことに「赤」「青」「黄色」など色が変わります。
『わぁ~、色が変わった。なんで~?』
『色が変わった。不思議』
と子ども達は大喜び。
『なんで色が変わるかわかる人?』
職員が問いかけると
『う~ん』
子ども達はみな首をかしげ考えます。
『あっ、わかった色紙をいれてるんだ!』
『色が変わる水を入れてるから?』
『もしかして本当に魔法が使えたのかも?』
子ども達の想像力は膨らみます。
正解がわかるまで親子で一緒に考えてもらいました。
“かん” のいいお父さんは
『フタに仕掛けがあるのかも?』
と子どもにアドバイス。
『あっ、わかった。フタに絵具で色をつけてるんだ!』
『大正解!!』
正解したお友達はニコニコとってもうれしそうにお父さんに
『当たっちゃった』
と報告してました。
色の変わった「魔法の水」をとなりのテーブルに持っていき
今度は「色水遊び」のコーナーです。
空いてる容器に自由に色をまぜ、
『みてー、きれいなムラサキ色になったよ』
『これは、レモンジュースです』
など、子ども達は色水実験に夢中です。
色水コーナーの横は、「氷ボート」のコーナーです。
大きなたらいに、色のついた氷のボートが浮かんでます。
それを自由に浮かせたり、手でさわったり。冷たい感触を体験できます。
『うぁー 冷たーい』
『あっ何か入ってる』
そうなんです。氷ボートを手の熱でとかすと中からはヒトデや色々な形の貝などが出てきます。
『わぁ~きれい』
『もう一回やってみたい』
『ここにあるよ。どうぞ』
何度も何度も繰り返し氷とかしを体験してました。
氷ボートの後ろは「にじみ絵」のコーナーです。
好きな色の絵具を選び 水分を含んだ筆をつかって キッチンペーパーにたらします。
すると とても素敵なにじみ絵の完成。同じものはつくれません。
世界に一つ自分だけの作品です。
続いては、工作コーナー。
ここでは ジュースのパックと割り箸に輪ゴムを使って、プロペラ船を作れます。
見本通りに作る子や、保護者の方と一緒にアイディアをだしあって
自分だけのオリジナル船を作ってる子もいました。
作り終わったらさっそく実験です。
『あっ、傾いちゃう。もう一回付け直さなきゃ』
『あれ、逆に動いちゃう。なんでかな?』
また 机に戻り、改良して、水槽で試してを数回繰り返し素敵な船の完成です。
『先生、ちょっとみててね』
船が動くのを見せてくれました。
『おー、すごい、すごい。早く動いてるね』
なかには、ジューズパックを重ね2階建ての船を作ってるお友達もいました。
まずは、魚の形の発砲スチロールに自由に色や飾りをマジックでつけて魚を作ります。
それを、ビニールプールに浮かべ薄い紙をよってつくった釣竿でつっていきます。
『もう一回つりたーい』
と何度も何度も挑戦する子ども達でにぎわっていました。
遊戯室をでて玄関横にいくと「駄菓子」と「ぬりえ」が新聞紙でぶらさがってます。
水鉄砲をつかって「エイッ」と的をめがけて発射します。
『なかなか落ちないよー』
『簡単におちたらつまらないでしょ。頑張って』
子ども達は根気よくがんばります。
『やった。やっととれたー』
『よかったね。おめでとう』
苦労してとったあとは、喜びも大きいようです。
廊下へ行けば シャボン玉コーナーです。
可愛いメロンカップにシャボン玉液が入っています。
ストローやうちわを使ってシャボン玉をつくります。
『みててね。』
と沢山の小さいシャボン玉をつくってくれたお友達もいました。
雨が降っていても シャボン玉は風にのってふわふわと飛んでいきました。
沢山遊んだあとは、みなさんお待ちかねのソーメンの時間です。
たたみがひいてある広い「児童室」にテーブルを並べみんなでソーメンを食べました。
ソーメンの飾りつけには「みかん」と「きゅうり」を添えました。
『館長先生、なんでみかんが入ってるの?みかんとソーメンは合わないよ』
なんて意見を言ってくれる子もいました。
『色どりでいれたんだ。緑とオレンジできれいでしょ』
『あーなんだ。そっかー。そうだね。綺麗だね』
と納得してくれたようです。
ソーメンを食べ終わった後は、雨もあがり
館庭にて水鉄砲のかけあいで全身ビショビショの子ども達。
お父さんやお母さんも一緒にとことん遊び、
みんなでソーメンを食べ有意義な時間を過ごしました。
『私が夢中になってしまいました』
『こんな楽しい行事初めて参加しました。』
『盛りだくさんでたのしかったです』
『また絶対やってください』
『ソーメン本当においしかったです』
など参加者の方からは沢山のうれしい声を頂け職員一同励みになりました。
親子一緒に色々なコーナで楽しい時間を共有できたようです。
今回の水遊びを通じて「色々な水の形」を肌で感じてもらい
その違いを体験することができました。
また「水の動きを利用した」遊びをボート工作や水鉄砲などで体験できました。
また、家族みんなで一緒に楽しめる行事をやりたいと思います。
児童厚生員 鎌田 香織(3)