日時:9月6日(土)14:00~15:30
場所:集会室・プレイルーム
参加人数:幼児 9名 小学生 33名 大人 11名 合計.53名
旧暦の8月15日は、中秋の名月。
中秋の名月にちなんで、お月見パーティーを行いました。
参加者が集会室に集まったところで、
スタッフが、
「お月見って何だろう?」
と聞くと、次々と手が上がりました。
「団子を食べる日!!」
「月を見ること!」
「すすきを飾るんじゃない?」
「満月の日!」
「うさぎは何だっけ。。。」
いろいろな意見が出ました。
ここで、スタッフからお月見について、簡単な説明をしました。
「中秋の名月とは、別名十五夜と呼ばれていて、旧暦8月15日に月を観賞する行事だよ。
昔の人は、夏の収穫が終わってひと段落したこの時期に、
月を見ながら秋の豊作を祈ったところから、お月見の行事が始まったと言われているんだよ。」
「へぇ~。」
「あ!十五夜は聞いたことある!!」
「学校でみんなに教えようっと。」
お月見の話にみんな興味津々です。
「あと、今は、新暦と呼ばれる新しい暦を使っているから、毎年十五夜の日が変わるんだよ。
ちなみに、今年は9月8日が十五夜で、10月6日が十三夜です。
両方の月を見られると縁起がいいとされているので、夜には、空を見上げてみよう。」
「両方見られないと呪われるのかな。そしたら、夜、外出るのやめようかな。」
「黒おにくるんじゃない?」
いつの間にか怖い話に変わってしまっていました。。。
お月見という言葉は知っているものの、
十五夜と十三夜の違いや由来などについては、知らないお子さんがほとんどで、
みんな真剣に話を聞いていました。
中秋の名月についてお勉強したあとは、お楽しみのお団子作りです。
テーブルごとに、色とりどりのお団子を作りました。
「幼児さんも食べやすいように、あんまり大きくない方がいいよね。」
「ハートにしちゃおっと。」
など、工夫をしながら丸める小学生。
それを見ながら、一生懸命まねをする幼児さん。
「いいにおい!もう食べられる?」
「コネコネするの気持ちいいね!」
「♪まるまるおだんごー♪」
歌を歌いながら、丸めているグループもあり、みんなから笑顔がたくさん溢れました。
また、同じテーブルにいる幼児さんが難しそうにしていると、
自然と小学生が手伝ってあげる様子も見られ、
お兄さん・お姉さんが大活躍してくれました。
お団子を茹でている間は、プレイルームに移動し、
お月様にちなんだ絵本の読み語りとゲームを行いました。
絵本の読み語りでは、初めは後ろで絵本を聞いていた小学生も、
物語が進むにつれ、いつの間にか、前まで来て聞いていたり、
小学生の膝に幼児さんがちょこんと座っている姿も見られました。
その後は、みんなで新聞紙ジャンケン大会です。
新聞紙ジャンケンとは、全員が代表者とジャンケンをし、
代表者に負けたら新聞紙を半分に折っていくゲームです。
新聞紙から、落ちたら負けで、その場に座ります。
「ジャンケンポン!!」
「やったー!!勝ったー!!」
「あー。負けちゃった。」
「まだまだ落ちないぞー。」
ジャンケンを覚えたばかりの幼児さんから保護者の方まで大盛り上がりでした。
小さくなった新聞紙の上に一生懸命乗っている幼児さんの気をつけをしている姿。
片足で立っている小学生。なぜか、手まであがってしまうお母さん。
最後まで残った人たちには、みんなから大きな拍手のプレゼントがありました。
お団子が茹で上がり、みんなで「いただきます!!」
今回は、フルーツポンチとみたらし団子を作りました。
「みんなで食べるとおいしいね。」
「あ、これ、あたしが作ったやつかも~。」
など、話が盛り上がっていました。
午後の開館後、すぐに来館し、
「手伝うことある?」
と準備に駆けつけてくれた小学生。
スタッフが
「ありがとう。」と声をかけると、
「だって、自分たちがやる行事なんだから、当たり前でしょ。」
とのこと。
子どもたちの中に“自分たちの行事”という気持ちが芽生えたことに心が温かくなりました。
10月からは冬時間のため、小学生の利用時間が30分早まり17時となります。
時間は短くなりますが、その分充実した時間がすごせるよう、さまざまな工夫を考え中です。
乳幼児さんも小中高生も行事がない日も週末もたくさん遊びにいらしてくださいね。
お待ちしています。
児童厚生員 沢目明日香②