【日時】11月29日(日)10:30~13:00
【参加人数】29名 (子ども:17名 大人:12名)
【場所】中富南コミュニティセンター 調理室
今回で、2回目となる『親子DEクッキング』
『親子DEクッキング』とは、小学生の親子を対象に行っている活動です。
「地元の野菜などを使って、親子で料理を通してコミュニケーションが図れたら。」
ということで始まりました。
今年は、地元所沢の野菜を使い、所沢名物の『手打ちうどん』作りに挑戦!!
10組29名のご家族の参加があり、4班に分かれてうどん作りを行いました。
手をきれいに洗って、エプロン・三角巾をして、準備万端です。
はじめにスタッフから、手打ちうどんがなぜ所沢名物と言われているのかについて、説明しました。
「所沢の土は、田んぼに向いていなかったから、お米の代わりに小麦を作ったそうです。
そのため、たくさんの小麦粉ができたので、その小麦粉を使ってうどんを作って
食べるようになったんだって。」
説明を聞きながら、参加されたみなさんは、
「へぇ~。てか、うどんが名物って初めて知った。」
「たしかにうどん屋さん多いかも。」
「ママ、知ってた?」
と、親子での会話が弾みます。
説明が終わると、いよいようどん作りの始まりです。
はじめに、小麦粉とぬるま湯、塩を合わせて混ぜます。
「ぜんぜんまとまらないよ~。」
「さあ、もっと混ぜて混ぜて。」
「おいしくなぁれって思いながら作るとおいしくなるんだよ。」
「あ、だんだんまとまってきた!」
うどん生地がまとまってきたら、今度はこねる作業です。
「粘土みたい。何かの形を作りたくなってきちゃった。」
「どのくらいこねればいいのかな?」
「生地がつるつるになってきたよ。」
生地が滑らかになったところで、一度生地を寝かせます。
そして、うどん生地を寝かせている間に、うどん汁を作ります。
うどん汁に入れる野菜は、もちろん地元所沢の野菜たちです。
「この野菜は何でしょう?」
とスタッフが質問すると、すぐに小学生たちから返事が。
「里芋!」
「じゃあ、これは?」
「白菜!」
さすがは、富岡地区の子どもたちです。
毎日、野菜の成長を見ながらの登下校をしているためか、
その他、大根や人参、ネギなどもすぐに答えることができました。
その材料を使って、各班で思い思いのうどん汁を作りました。
「皮をむくのは、お母さんたちで、切るのは僕たちって決めたんだよ。」
「包丁って初めて使った。初めはこわかったけど、もう大丈夫!」
「家では、なかなか一緒に料理する時間が取れないから、参加して良かったです。」
保護者のみなさんも、お子さんもみんな笑顔でお料理されているのがとても印象的でした。
うどん汁を煮込んでいる間に、うどん作りに戻ります。
今度は、寝かしたうどんを踏み、延ばし、切る作業です。
みんなで1列に並び、うどん生地を踏みます。
「いち、に!いち、に!」
いつの間にか、みんなで声を合わせて踏んでいました。
うどん生地を踏んでコシを出したら、生地を伸ばして切り、ゆでました。
各班、個性的なうどんのできあがりです。
それでは、みんなで
「いただきます!」
親子で協力し、一生懸命作ったうどんです。
「おいしい!!!」
「野菜のやさしい味がする。」
「おかわり!」
「おうちでもやってみよう。」
自分たちで作ったうどんの味は、格別だったようです。
あったかいうどんを食べながら、参加されたみなさんのあったかい笑顔で
私たちスタッフの心もほっこりあったかくなりました。
親子DEクッキングが終わり、スタッフが児童館へ戻って来ると、
お孫さんと児童館へ遊びに来ていたIさんから、
「うどん作りしてたんだって?おれを呼んでくれたらよかったのに!
うまいうどんの作り方教えてやったのにさ~。」
とのありがたいお話が。
Iさん、次回はぜひよろしくお願い致します!!
児童厚生員 沢目明日香(5)