【日時】4月16日(土) 10:30~11:30
【場所】外広場
【参加者数】19組(子ども 25人 大人 20人)
広場を使って、思いっきり外で絵の具遊びがしたい!そんな思いから、今年度から新しく始まりました。
せっかく外でやるんだから…と色々話合った結果、館内でやる絵の具遊びではなく、青空の下で大きな布にからだ全体を使って絵を描こう!というイベントになりました。
更に、その大布を使ってこいのぼりを作ろうと決定。
館内にポスターを掲示すると、お母さんたちから
「すごくいいですね!ぜひ参加したいです。」
「私は参加出来ないんですけど、パパが休みなのでパパにお願いして参加します!」
などの声をいただき、こちらも気合いが入りました。
前日に、最終確認で布を広げながら、あれが必要、これが必要などと考えていたら
来館していた親子さんが
「この布で絵の具遊びするんですね!やっぱりこのぐらい大きいと外でする意味がありますね!」
と言われ
「そうなんです。わ~!すごい!って思うような活動にしたいんです。」
「じゃあ、うんっとダイナミックな方がいいですね!せっかく外なんだし、汚れても何してもいいってぐらい大胆なほうが私は好きです。」
なるほど!そうだ、これは外の活動だ。ダイナミックじゃなくちゃ!と四角い頭を丸くしながら準備をしました。
当日になり、さぁ、いよいよ活動開始です!
爽やかな風が吹き、春を感じられるような温かさ。
なにより、名前通りの青空に恵まれ、お父さんもやる気十分です!
いつも引っ込み思案のSくん。
なかなかお母さんから離れらないのに、今日は一生懸命筆を使って彩を添えています。
それを見ていたRくん。
「上手~!」
と言いながら、自分の足の裏にべったりと絵の具をつけて、布の上をペタペタ歩き回っています。
職員の腕にひたすら絵の具を塗っていたYくん。
先月、県外に引っ越してしまいましたが、今回お友だちと一緒に、ご両親でこの活動に参加しに来てくれました。
さらに、スタートと同時に汚れてもいい服に着替え、
「準備ばっちりだねー!」
とみんなから声を掛けられていました。
あちらこちらに、可愛らしい足がたや手がた、筆で書いた思い思いの絵。
それが、1枚に収まって、どんな芸術品にも負けない、世界に一つだけの大布になっていました。
でも、時間が経つのはあっという間で、もうおしまいの時間…。
初めての活動で、ドキドキしましたが、
参加していただいた親子さんの嬉しそうな姿や、楽しいという言葉に、いつの間にか不安は消えていました。
絵の具を落としながら、
「またやりたいです。お家じゃ絶対できないですから。」
とお母さんから言っていただき
「来年も楽しみにしててね!」
と、声をかけると、Tちゃんはニッコリと笑ってうなずいてくれました。
真っ白だった布は、沢山の色に染まり、まるで“春”そのもの。
みんなの“春”を乗せた大布がこいのぼりとなって、悠然と児童館で泳いでいます。
保育者 佐藤 彩美 (1)