日時:平成27年4月27日(月)~4月29日(水)10:00~11:00 15:30~16:30
場所:図書室・集会室
参加人数:84名(小学生39名 乳幼児45組)
5月が近づくとちらほらと町並みで見かけるこいのぼり。
最近は少しずつ見かける数も少なったようで寂しく感じますが、子どもの健やかな育ちを願う気持ちは変わりません。
ということで児童館の子どもたちの成長を願って、こいのぼり制作の時間です。
今年は昨年のひらひら風に舞うこいのぼりから少しだけグレードアップしたいと思い、職員で試行錯誤です。
いくつかの試作品が出来上がりましたがどれがいいのか悩みます。
そこで来館してくれていた親子のもとへ。
「これとこれならどっちがいいですかね?」
「だっ!(指さしながら)」
「じゃぁ、これとこれは?」
「んっ!(こっち!)」
子どもの反応が一番正直!(笑)
すぐに決定となりました。
そうして決定した今年制作するこいのぼりがこちら!
コップのようで実はのびるこいのぼり
その名も「こいのびーる」です
材料はいたって簡単で、底を切り抜いた紙コップと半分に切った傘袋、それと目玉とうろこ代わりのビニールテープ各種を用意します。
まずは袋に好きな色を組み合わせてうろこをペタペタ…。
幼児さんはこの工程が主な仕事で
「どの色にするー?」
お母さんの質問に
「んっ!」
と指さしで答えてはうろこ貼りを繰り返します。
あとはコップに袋を被せて止めて、目玉をつけて引っ張るためのヒモを口の中にペタリ。
あっという間に完成です♪
できたこいのぼりは体部分の袋をくしゃくしゃとコップにしまい、ヒモをひっぱりながらこいのぼりを泳がすと
「にゅっ」
と伸びます。
これがなかなか楽しいようで、幼児さんの制作では完成後にお母さんがこいのぼりを泳がせる姿にこどもがニンマリ、その顔にお母さんの顔がまたニッコリと素敵な光景が広がりました♪
小学生は自分色に染まったこいのぼりをにっこり眺めたり、振り回して遊んだり、勢い良すぎてヒモがプツリと切れてショックを受けたり…(笑)と様々でした。
それでもできたこいのぼりに満足したようでしばらくそれぞれのこいのぼりが館内を元気に泳ぎまわりました。
こいのびーるのように、一瞬でとはいかなくても、ゆっくりじっくり子どもたちの心と体が大きく成長することを願いたいと思います。
今回は児童館にこいのぼりの掲揚も行いました。
子どもの城が行っていた「児童館こいのぼりがいっぱいプロジェクト」を子どもの城の閉館に伴い、児童健全育成財団が引き継ぎ実施するとのことで、今回も参加させて頂きました。
東日本大震災で被災した児童館や全国の児童館にゲンキを届けようという主旨に乗り、思い思いのメッセージが書かれたこいのぼり型のうろこを、大きな真鯉と緋鯉に貼ってもらいました♪
来館していた中学生も
「ぜひ♪」
とメッセージを飾ってくれていました。
「みんながゲンキになりますように♪」
小学生からはこんなメッセージも
「こいのぼりがゆれるとたのしそうだとおもいます」
なんだか素敵じゃないですか?
皆さんにもみどりの子どもたちの「ゲンキ」が届くことを願いたいと思います♪
児童厚生員 榎戸 勇太(4)