「所沢市立みどり児童館~エコ箸づくり~」
日時:平成26年9月13日(土)10:00~12:00
参加人数:14名
みどり児童館では、ご存知の方も居るかもしれませんが「環境委員」という活動を
行っている子どもたちがいます。
ペットボトルのキャップ集めやUR花壇の水やりなど
(詳しく知りたい方はぜひ以前のブログを見てくださいね♪)
地球や環境に優しい活動を行っています。
つまりはエコな活動なのです!
前置きを挟みましたが、今回はそんなエコに関連した行事で「エコ箸づくり」を行いました。
お箸づくりに目を輝かせて意欲満点の子どもたちでしたが、まずはエコについての勉強です。
単純にエコといってもどんな箸がエコなのか?
参加してくれた子の1人から
「割りばし!」
と意見が出ました!
そうです、実は正解!日本では木を加工した際の余りや、間伐材を割りばしに加工し、
無駄のないよう努めているのです。
日本人らしい、無駄を出さない地球に優しい考え方ですね。
ところが!日本で使われている割りばしの90%以上が中国からの輸入品って知ってましたか?
それも割りばしの為だけに多くの森林が伐採されているのです。
これは地球に優しくないですね。
そんな話を参考にして、今回は日本の割りばしに習って待ちに待ったお箸づくりです。
地域の「西本材木店」より材料となるヒノキやスギの木を子どもたちが
扱いやすいよう簡単な加工をしていただいたものを用意。
ご協力をいただいた材木を、やすりを使って自分だけのお箸に加工していきます。
目指す完成品はこんな形です。
まずは粗目のやすりで形の成形です。
もうみんな必死で「シャカシャカ」とこすります。
「つかれた」
「手が痛い」
など弱音が続々でしたが
「あ、こんな感じ?」
「つかめるようになってきた」
「まだまだかなぁ?」
と完成品に近づくに連れ子どもたちの言葉や表情も明るくなっていきました♪
「できた!」
と嬉しそうな声に職員の
「はい!じゃあもう片方ね♪」
子どもたちの
「えー!!」
のやり取りは何回繰り返されたことでしょうか(笑)
2本ともに形が整ったところで仕上げのやすりがけです。
目の細かいやすりで丁寧に磨いていきます。
磨けば磨くほどに、すべすべと変化していく自分の箸を「スリスリ」と
自分のほっぺたにこすり付ける子どもたちの顔はもう可愛さ満点!
最後の仕上げに木工用の蜜蝋ローションを塗れば長く使える自分だけのお箸が完成です!
そうそう!ご家庭で作る場合は、今密かなブームで品切れが多い「クルミ」を潰して出る
「クルミ油」を塗ることでさらに長く使用できるお箸になり、
蜜蝋の代用にもなるのでお試しくださいね♪
完成後は材料をいただいた材木店さんへお礼のメッセージを書きました。
「いいお箸がつくれたよ」
「たいせつにつかいます」
など自然にでる子どもたちの感謝の気持ちが揃った素敵な色紙になり、
後日しっかりと届けてまいりました。
お礼のつもりがまたお礼に「タングラム」という木のパズルをいただき、
本当に感謝の気持ちと地域の温かみを感じました。
終了後には保護者の方から
「素敵なお箸ありがとうございます」
と声をかけていただき、嬉しく思いました。
今回作ったお箸がそれぞれの場所で大切に使われるだけでなく、
作った過程や木の大切さ、地域の方の温かみを忘れられずに
子どもたちの胸に残るといいなぁと感じます。
児童厚生員 榎戸勇太②