日時:平成27年2月2日(月)16:15~17:00
場所:体育室
参加人数:115名(小学生105名 乳幼児5組)
「節分といえば?」
「鬼」
「豆」
「豆まき!」
子どもたちに聞けばすぐに出てくる答えは伝統行事として大切にされてきた証です。
という訳でみどり児童館の豆まきが今年も行われました。
今年は昨年から少しだけグレードアップした内容で行いました。
まずはいつもの節分の由来説明から!
ここがまず今年のグレードアップ第一弾です!
なんと!1年に1度しか現れないと言われる伝説の仙人「豆知識仙人」にきてもらいました。
山奥に住んでいるため、大きな声で呼びかけます。
「豆知識仙人―!」
「…。」
仙人ということもあり耳が遠いようで。笑
「豆知識仙人―!!」
ゆっくりとご登場いただき、子どもたちは大盛り上がりでした♪
早速仙人から豆知識のご披露です。
節分という言葉はな、「季節を分ける」という意味からできた言葉で「季節の分かれ目」のことなのじゃ。
日本には春、夏、秋、冬と4つの季節があるじゃろ?、つまり4回節分(季節の変わり目)があってな、一番はじめに来る季節が「春」じゃな?
春が始まる日を「立春」といい、実は2月4日が立春なのじゃ!
「春」の始まりの「立春」の前日、そう、なにを隠そう2月3日じゃ!
この日に「これから始まる、新しい一年が、不幸や災いが無い一年になりますように」
との願いを込め、災いの原因とされる鬼を追い出す為に節分として豆まきを行うのじゃよ!
とこんな感じで説明がありました。仙人の独特な言い回しとゆったりとした話し方が聞きやすかったのか、参加してくれた子どもたちもじっくりと聞けていました。
さて、ではなぜ節分には豆まきなのか?
グレードアップ第二弾です。
今度は仙人の秘術で昔話(劇)のはじまり、はじまりです。
それは、それは昔のお話。
昔、京都の町で村人が平和に暮らしていました。
そこに鬼がやってきて村人と町を襲うのです。
するとなぜか観客からは
「かわいい♡」
と歓声があがります。
みなさんお気づきですか?
実はここで登場いただいた可愛らしい鬼たち。鬼のお面づくりをしてくれた子どもたちなのです。(詳しくはお面作りの記事をご覧いただけると嬉しいです♪)
幼児さんの可愛さというのはどの年代にも必ず伝わるもの。そして自然と優しくなれてしまうみたいです。
村人が困り果てているその時!神様の声が聞こえてきます。
「困っているようだな!鬼には豆だ!豆を鬼の目に投げるのだ!」
村人はどこからともなく聞こえてきた神様のお告げを信じ、豆を投げます。
「神様!では早速豆を!鬼よー外へ出ていけ鬼は外!」
「神よ近くでお守りを!福は内!」
すると鬼たちは退散。
こうして見事鬼を退治するに至ったのでした。
めでたし、めでたし。
といった形でお話が終了となりました。
豆をまく意味や「鬼は外」「福は内」の由来が劇を通して伝わってくれたことを願ってここで仙人とお別れしました。
仙人の余韻に浸っていると、なにやら奥から足音が…。
鬼の親分が登場です!
世間話に夢中な鬼に気づかれないうちに子どもたちはいつもの新聞紙の豆で撃退準備です。
劇中で活躍した神様の声と村人に習って
「鬼は外!」
「福は内!」
もう鬼を追い出すのに必死な子どもたちは線を飛び出して鬼を囲みだすなど思わず鬼の腰も引くほどでした。笑
しかし、一緒に参加してくれた幼児さんとの境界線は超えないように気を使う小学生の姿はさすがだなぁと感じました♪
その後は、子どもたちの鬼より鬼気迫る表情に鬼も降参なようで見事退治しました。
最後は持ち帰り用の豆を受け取り笑顔で帰っていく子どもたち。豆は悪い芽が出ないように炒ったものがいいといいますが、今回の豆まきは幼児さんの姿に小学生の心にやさしさの種が蒔かれたよい豆まきとなったのかなと感じます♪
こちらは芽が出るのがとっても待ち遠しいですね。
児童厚生員 榎戸 勇太 (2 )