日時:8月6日(木)13:30~15:00
場所:みどり児童館本館 集会室
参加者数:23人(幼児1人、小学生19人、大人3人)

みどり児童館では環境活動として以前から近隣のUR花壇の水やりなどに
参加しています。
そこでお知り合いになったコミュニティガーデンコーディネーターの
木村さんが、
「ぜひ、こういった活動が好きな子たちにもっと自然や生き物について
知ってもらう機会を設けたい」
という嬉しいお言葉から今回の環境教室に繋がりました。

環境教室の参加者も虫が好きな男の子から、草花に興味を持っている女の子、
そしてエコキャップ集めなどみどり児童館のエコ活動に貢献してくれている
環境委員の子どもたちです。

環境委員の子どもたちは、事前に夏の恒例となったUR花壇の水やりで木村さん
から出された宿題に挑戦しました。
課題は自分の好きな花の採取と虫を見つける事。
花の採取は実際に採取するときにはただ花を摘むだけでなく大人に
「摘んでもいいですか?」
と一言告げることでコミュニケーションが生まれ
「どんな匂いがする?」
といった大人の投げかけに、実際に花の匂いを嗅いでみたり、
少しかじってみたりすることで子どもたちの興味・関心が
高まっていくようでした。

採取したお花はそれぞれ押し花とし、保存しました。
虫を見つける作業も実際に探すことで、住んでいる環境や名前は
なんていうのかといった疑問が自然に浮かんでくるようで、
充実した時間に感じました。

さて、迎えた環境教室当日です。

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まずは木村さんより挨拶があります。
「トムさんこと木村智子です!今日の教室ではトムさんって呼んでください」
自己紹介を通して子どもたちとの距離がぐっと縮まり…
トムさんのあとに続いてはみんなの番です。
「みんなの名前と好きな生き物を教えてください」
と話があり、子どもたちから挙がった生き物の名前をトムさんが
ホワイトボードに記載していきます。

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男の子からは
「コーカサスオオカブトムシ」
「ヘラクレスオオカブトムシ」
など大好きな甲虫の名前。
女の子からは
「ネコ」
「イヌ」
など可愛い生き物が挙がりました。
沢山出た生き物の名前でしたがトムさんからは
「たくさんの生き物がでたけどここにいる一番多い生き物はなんだ?」
と質問があります
「人間!!」
さすがご名答の子どもたちでした。
その後そのすべては地球に住んでいるという説明があり、
地球が誕生したのと生物が地球に初めて現れたのはいつ?
といったクイズが出されました。
「地球は46億年前」
「生物は36億年前」
とスッと答えたのは2年生のHくん。
地球の誕生はみなさんご存じの方も多いかと思いますが、
生物の誕生については教科書には書いていません。
思わず会場のみんなからは
「生き物博士だ!!」
と拍手と歓声が上がりました。
そしてさらにすごいのは、トムさんの説明では生物の誕生は
約40億年前とされていたところ…。

トムさんも
「ほんとに好きなのね!すごい」
と嬉しそうに話してくれました。

その後、話は生き物ピラミッドの話へ。

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昔はピラミッドの頂点には人間がいて一番えらいとされていたとのことで、
一枚の画像が映されます。
ピラミッドの一番上のシルエットを見てYくんは
「先生!ピラミッドの上の人に男の人しかいないのおかしい!
女の人は一緒じゃないの?」
確かに頂点にあるシルエットは男性のもので(女性は2段目)、
目の付け所が面白いと会場中が笑いに包まれました。

和やかになったところで続きの話。
映像が進むと、ピラミッドを支える下の生き物が一つでもいなくなると
その上の生き物が崩れ、頂点にいた人間も落ちてしまいます。
つまり、支え合ってお互いが生きているということで、
すべての生き物が仲良く暮らすことが望ましいと説明がありました。

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これを
「生物多様性」
といい、トムさんが子どもたちにもっとも伝えたいことでした。
覚えるためには口に出すことが一番!という訳で何度も何度も声を
出して頭に入れました。

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続いて生き物に必要なものは何かという話になり、子どもたちからは
「水!食べ物!心臓!内臓…(笑)」
など様々な意見が挙がります。もちろん子どもたちは真剣に答えます。
正解は…子どもたちの答えにあった「食べるもの」と「住むところ」でした。

ここで突然ですがクイズの時間です。
「鷹が1年間生きるのに必要なイモムシの数は?」
「①1000匹②10000匹③1億匹」
みなさんわかりますか?
正解は③で、鷹は1年間で1000匹の小鳥を食べ、
その小鳥は10000匹のイモムシを食べるということなのです。

思わず参加した職員や大人の方も頷くほどよくできたクイズでした。

また、住むところについては街と花壇の写真を比べ、
どちらが住みやすいかを考えました。

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もちろんみどりがある方が住みやすく、それを少しでも増やしていくことが
必要だと話がありました。

また、家でできることとして「自分の好きな生き物を呼ぶベランダ作り」を
トムさんが伝授してくれました。これが増えることにより、
生き物が移動できる範囲や分布が広がり、良い環境となるそうで、
少し難しい言葉にすると「みどりの回廊」が出来るという事でした。

うまくお伝えできないことが悔しいですが、
小学生低学年がほとんどの参加でしたが、その子どもたちが
1時間半もの時間飽きずに聞けるぐらい、わかりやすく、勉強になる話でした。

教室の最後には「感じたことを絵や言葉にして残そう」という事で
それぞれ集中して書き出します。

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これから自分でしたいことを絵にする子や好きな生き物を描く
子など様々でしたが
「くじらがすきなのでイワシを守る」
と口にしたSくんは満足気で、教室を通してなにか感じ取ってくれたのだなと
嬉しく思いました。

一般で参加してくれた薬剤師を目指す4年生の女の子は、
自分がこれからやりたい事を絵で表現してくれました。

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言葉はなくとも伝わりますよね♪

また、博学なところを見せてくれたH君は
「今日のことは図鑑に書いてあったことがいっぱいあった」
と話していました。それに対しトムさんが
「図鑑に書いてあることと違わなくてよかった♪」
と一言。なんだか心が和みました。

子どもによって、感じ方はそれぞれでしたが、生き物が好きな子はもっと好きに、今回の教室を通して興味・関心を持ってくれた子は、次はもう一歩。

生き物、そして環境に優しい子どもたちが増えればいいなぁと感じます。
もちろん職員も…嫌いな虫や爬虫類にも少しだけ優しくしたいと思います(笑)

児童厚生員 榎戸 勇太(7)

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