日時:10月29日(木)16:00~17:00

場所:みどり児童館本館 集会室

参加者数:18名(第一生活クラブ 9名、第2生活クラブ 9名)

 

タイトルは堅いイメージですが、今回はサブタイトルにあるように名人めざして「技の習得と級位獲得」をねらいに、

・けん玉を正しく持つ

・(大皿・小皿・中皿)に乗せる

・「ろうそく」「とめけん」「飛行機」などの更なる持ち方を変えての技に挑戦 など、

ひとつひとつスキルアップ、さらには認定会へとつなげていくという試みで取り組むことになりました。

 

そこでチャレンジ表を用意。

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子どもたちの興味を引出し、級位獲得の希望をふくらませるべく、挑戦の日々がスタート!

 

受付初日

「やってみたい!」

と一番に申し込みをしたのは1年生のMちゃんでした。

幸先のいいスタートと思っていたら、一週間が過ぎても申込書の名前は増えず、定員は20名というところにようやくMちゃんの名前が書き込まれただけで一週間が過ぎ…

 

そんな状況に、心配をしつつもスタッフは諦めることなく、

マイけん玉を手にデモンストレーション!

スタッフのマイけん玉をみつけ

「(そのけん玉)先生の?」

「僕も持ってるよ! サンタさんからもらったんだ!!」

「私も保育園の時にサンタさんからもらったよ!」

「僕なんか、もしカメできるよ!」

 

そんな会話をしているうちに

「(けん玉を)借りてくる!」

「私も!」

といつのまにか周りからいなくなったと思ったら、

けん玉を手にてんでに出来る技から始めた子ども達。

 

「○○ちゃんは保育園で一番上手だったんだよ」

「○○君はもしかめが上手いんだ!」

早速 始める姿に確かにうまい!!

『もしカメ』の出来るお友だちがちょっぴり得意顔になっているところで、

やってみたいけどまだうまく皿に乗せられずにいた子が地道に皿に乗せようと頑張っている姿に、

スタッフが入り込み、『けん玉の持ち方』から始めました。

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もちろん一度のレクチャーでできるわけではありませんが、それは本人の気持ちとやるき次第!

できるまでコツコツ繰り返しそれぞれの皿に乗せようと練習を繰り返す子、

「できない」

と言ってはやめてしまったり違う技を(憧れのもしカメ)やろうとしてみたり…。

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スタッフは一人ひとり励ましたり褒めたりしながら時をともにし、

数日後には変化が現れ上達していく姿が!

そして時間と継続が物を言う!

「トン!」と皿に乗った瞬間「えっ!?」という顔の後に、

にっこり笑う姿にはスタッフも一緒に喜び合い、

ひとつひとつ体の使い方や何かがちょっとでも変化したり上手くいったらまた一緒に喜び…

 

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とにかく褒められる度に子ども達の無限な可能性は花開くもので、進歩目覚ましくどんどん上達していったのでした。

中には面白いくらいに何度か皿に乗るようになると、自分で何を言っているか分からなくなる子どもも出始め、隣で『とめけん』の練習で成功して

「入った!」

の声に感化され、次第に混乱!?

 

「(皿に)入った!」の喜びあふれた元気な声!

「(皿に)入ったではなく、乗った、だよね」(苦笑)

「そうだった、乗った…だった」(照れ笑い)

 

ところがもうすっかり(皿に)「乗った」が「入った」にインプット。

しばらく繰り返されていったのでした。

こうして日が経つにつれ友達の姿をみて

「なんだかおもしろそう」

「ちょっとやってみようかな」

「○○ちゃんがやっているから僕も(私も)」と輪が広がっていき…

5本あるけん玉がすべて「貸し出し中」に。

 

なかでも生活クラブの子どもたちは、スタッフの顔を見るなり「ただいま!」の挨拶よりも

「今日もけん玉やろう!」

「(スタッフに)けん玉持って来た?」

「数を数えて~」

日に日にけん玉の輪が広がり、コーナーを利用しての30分の「練習タイム」ウイークがスタート!

『10回のうち何回のせられるかな チャレンジしてみよう』

のチャレンジ表が、挑戦している子どもたちの後ろに掲示されスタッフが回数を記録していくと、

向かい側のベンチには見物の子どもたちが。

 

さらに始めはスタッフが(皿に玉が)乗った回数を数えていたのが、次第に余裕が持てるようになり、自分で回数が数えられるようになり、同時に記録更新!! そして次の技に挑戦。

 

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どんどんグレードアップ⇒難易度もアップして…

そうなると今度は

「(次の目指す技が)できない」

「指が痛くなったからもうやめる」

と1・2日けん玉から離れる子も出始めました。

 

ところが、けん玉をやらない日の分だけ『腕が落ちる』ことに気づき、

練習をまた始めるなど熱は上がる一方!

そんな喜ばしいけん玉熱でしたが、その割には申込む子どもは思うように増えない…

 

カウンターの申込書の近くでは

父「(認定会に参加するなんて)できるの?」

子「うん! できる!!」

父「(とても心配そうに)本当に大丈夫?」

子「(きっぱりと)大丈夫!やってみたいの」

 

また別の親子も

母「(仲良しの)○○ちゃんは参加できないんでしょ? 大丈夫なの?」

子「平気! やってみたい」

(この訳は後にわかったのですが、内気な性格で人前で何かをすることは全く

これまでになかったお子さんだったようで、お母様はそれがとても心配だったことと、

本児の気持ちの変化に信じたい思いとが、重なったようでした。)

 

このような小さなドラマがあるなかで、今一つ、申込みの増えないその理由は…というと、

日々練習を重ねるほとんどの子どもたちは、自信や納得がいかない出来に申し込みを

躊躇している様でした。

 

いよいよ本番前日。

「今日が最後の練習タイム」という頃には安定した技の出来具合と次なる挑戦への見通しも

でき始めた子どもも見受けられ、本番を目前に

「次の技も少しだけ練習してみたら?」

との提案に、次なる技に挑戦を始めたのが2年生のI君。

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『とめけん』は難なく回数がのり、挑戦するのは『飛行機』

なんと練習を始めて間もなく2~3回できてしまったのです。

 

練習の甲斐があって、少しづつ難易度もあがり、ようやく納得の出来に自信がついたのか、

1年生のHちゃんも閉館間際に滑り込みで申込みを。

本館からはこうして9名の子どもたちの参加申し込みがあり、別館・第2生クの子ども達も

当日のまさに直前に参加を決めたお子さんもありで、

やはり9名の参加、20名の定員に18名の参加者で認定会が行なわれることになりました。

 

いよいよ「けん玉 認定会」開会。

友達やスタッフの見慣れた顔・馴染みの顔に、やや緊張感が抜けたのか、また「認定会」とは

どんなものなのか雰囲気がピンと来ない子もいて、少々ふざけ気味の子どもも。

 

そこは級位審査という事で、少しの緊張を持ってほしい思いを伝えると空気は一変、神妙な表情に。

まずは全員が交替で5分間だけの練習をしての手ならしタイム。

いよいよこどもたちは雰囲気をつかんだのか、玉が皿に乗ったり剣先に入る

「コツンコツン」という木の音のみ。

ふざける子はもちろんいません。むしろ話し声どころか息すらもしていない?!と

思うほどの静寂には驚くほどでした。

 

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さて、最後の練習も終わりいよいよ本番!

ひとりひとり順番に名前を呼ばれ審査開始。緊張感たっぷりの雰囲気にどの子も表情は真剣。

小さな声で

「きんちょうする―」

と誰かの声。大人も同じ

 

一人一人が真剣に審査を受け、それぞれの技の達成度に級位が決定。

 

練習の成果が見事に結果に繋がった子もいれば、残念ながら雰囲気にのまれてしまい、

いつもの力が出せなかった子もいるなかで、最高の級位を獲得したのがなんと

前日にチャレンジして次の技にチャレンジしていた2年生のI君。

10回挑戦を終えないうちに回数を達成、本人もそれにはびっくりしていた様子で、

しかも参加者でトップの成績「5級」でした。

 

認定賞授与は、和泉館長から!

一人ひとり名前を呼ばれ認定証を手渡されると、照れつつも神妙な表情で受け取りました。

 

受け取った認定証は、隣の友だちのを覗いてみたり、

互いに見せ合うなど達成感と満足感にひたるような様子もわずかな時間に見ることが出来ました。

 

和泉館長からは認定会終了後、参加したひとりひとりに頑張りを讃えるお言葉を頂いた後、

認定会の様子を見学された参加児のSちゃんのおばあちゃまからも

「一人ひとり頑張る姿に感動をもらいました」

との感想も言っていただき、子どもたちも静かにその言葉に耳を傾けていました。

努力が力になり自信へと繋がり、そのことが自分の財産になっていくことを

この会で学んだようです。

その後もお迎えにみえたお家の方に認定証をみせて

「頑張ったね!」

と言っていただくこともでき、得意気な表情の子どもたちの姿が見られました。

 

そして、これで終わったわけではありません。

生活クラブの子どもたちは

「ただいま!」

の声と共に

「先生!けん玉やろう!」

「けん玉仙人(?先生の間違い!?)今日もやろう」

「しばらく(練習を)やってなかったらできなくなっちゃったー」

「(皿に乗る)回数が減っちゃったよ…」

「やっていないと下手になっちゃうんだね」

「今度の認定会はいつ?」

「認定会に参加してみたい!」

などなど子どもたちの思いや意欲は 一週間、十日経ってもその後のけん玉熱は冷めることなく、

一般来館の小学生もけん玉遊びを楽しそうにしている様子も見受けられ、

勢いが治まることなく続いているのです。

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また、数あるけん玉の中に赤い『けん』と『たま』だけのけん玉があるのを見かけた方もいると

思いますが、これはけん玉の原型でもあるフランスの『ビルボケ』というけん玉です。

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よくあるけん玉は、皿の形状がすり鉢状になっているのに対し、ほとんどフラットでなかなか

乗せるのは難しく、難易度が高いものです。

それをなんと何度となく乗せてしまえるようになったお友だちが現れました!

Rちゃんで、乗せた瞬間を見る度に周りのお友だちは驚きと感嘆の表情に。

 

今や、この『ビルボケ』の玉を何度も剣先に入れることが出来る子も他にも現れ、

もうスタッフはすっかり追い抜かされてしまいました。

 

海外でもブレイクしているけん玉。

けん玉世界大会では様々な難易度の高い技をこなしている名人たちがいます。

これを機会に、みどり児童館から日本大会、さらには世界大会に出場する程のけん玉名人が

誕生する事を楽しみにしたいと思います。

 

保育士  野村 規子(1)

こころまーるく笑顔で保育 Commam Blog

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