平成28年5月18日(水)17:00~18:30
参加 小学生3名、中学生10名、高校生2名、大人1名 計16名
「これなーんだ?」
ぐりとぐら!とすぐわかる方はどれくらいいるのでしょうか?
では問題!
「ぐりとぐらの絵本の中にでてくるお菓子は?」
少し難しくなったでしょうか?
正解は
「カステラ」
わかった人はいましたか?
突然のクイズの理由は…
今回の事業が図書館と共催の「絵本の中のお菓子を作ろう!」という内容だからでした♪
中高生にも広く図書の魅力を伝えたいとの図書館の想いから、児童館で行っている中高生タイムの時間に合わせて実施してはどうか?というお話から実現に至りました。
さて図書館の方が作ったポスターから伝わる甘い匂いに誘われて…
集まったのは高校生から中学生、小学生(小学生は中学生以上の兄弟または保護者同伴)で総勢16名。(途中参加含む)
公民館調理室に集合です。
まずはエプロン・三角巾を装着。すると
「三角巾の付け方変じゃない?」
と職員に突っ込むのは小学生時代によく児童館を利用してくれていたおしゃれな女子中学生3人。
三角巾の付け方ひとつ…おしゃれって大変です。(笑)
図書館職員の丁寧な指導のもと手洗いを済ませ、講師の紹介がありました。
料理研究家の「雲美和(くもみわ)さん」とっても笑顔の素敵な方です。
早速調理開始。
まずは卵黄をかき混ぜる作業からスタート。
「ポイントは叩くように空気を含ませながら混ぜること」
講師の先生からのアドバイスを聞きながら交代で混ぜます。
「先生、腕痛い」
「つかれた」
「もー無理」
次々と出てくる弱音。(笑)
それでも中学2年男子のFくんは人一倍頑張りを見せてくれ
「俺に任して!」
と気合い十分。
「頑張れ―♪」
と女子の応援に照れながらも益々力が入るところは思春期男子ならでは。(笑)
また、卵は少し温めるのがポイントのようで、かき混ぜること10分程で、軽くツノが立ちました。
出来上がった生地は先生からも合格点を頂きました。
続いて小麦粉をふるいにかけてきめ細かくします。
「あー綺麗♡」
この作業には男女関係なく粉雪のような小麦粉にうっとり。
続いてふるった小麦粉を生地に混ぜます。
「ポイントは下からすくうように優しく馴染ませること」
アドバイスに従って優しく混ぜていくと生地の完成です。
バターを塗った型枠に流し込みオーブンへ。焼き上がりを待ちます。
焼き上がりを待つ間は…図書館の宮崎さんによる「ブックトーク」のお時間。
絵本を読みながら内容についてのクイズなどでさらに絵本を楽しむ企画です。
まずはぐりとぐらの絵本の読み聞かせ。
「懐かしい」
といった素直な感想に
「絵本って幼児向けでしょ?」
といった中高生らしい感想もありましたが
「あ、あそこにカニがいるな」
など新たな発見を楽しんだりもしており、なんだかんだと言いながら絵本の魅力に惹きつけられていたようでした。
さて続いてはクイズ!
「ぐりとぐらはどっちがどっち?」
「ぐりとぐらの誕生日は?」
などぐりぐらクイズのオンパレード!
正解は…参加した方だけのひ・み・つ♪
「実は問題の答えはこの本にぜーんぶ書いてあるんです」
と宮崎さんが見せてくれたのは「ぼくらのなまえはぐりとぐら ぐりとぐらのすべて」と言う本。こんな本もあるのです。
さらには英語版や他の国で出版されているものも見せていただき
「へぇーこんなにあるんだ!」
と中高生も感心していました。ちなみに英語版は翻訳版と和訳版があるそうで驚いていました。
また、絵本からうまれたおいいしいレシピ 絵本とお菓子の幸せな関係」なんて本も…。
お菓子作り好きな女子にはたまりませんね♪今回の「カステラ」のレシピももちろん載っています。
これぞ図書館の魅力!現在図書館では特別コーナーも設置しているので、ぜひ探してみてくださいね!
ブックトークも終わりに差し掛かると…
「あっ!いー匂い!」
と一人が気付けば次々と視線はオーブンへ。いよいよ焼き上がりです。
オーブンから出てきたカステラがこちら!
完璧な仕上がり!
早速とりわけて試食。甘いシロップや生クリーム、ジャムなど味の変化を楽しみながらみんなでおいしくいただきました。
部活終わりで参加したMさんは
「トレーニング後の甘いものって最高♡」
と至福の笑顔でした。そして
「おかわりないの!?」
と血眼になって探す男子の姿…それだけおいしかった証拠かなと思います。
1時間半にわたる楽しい時間でしたが、終了の時間。参加者のアンケートには
「作るのが面白かった」
「次回はチーズケーキを!」
「久しぶりに絵本が見れて良かった」
「勉強の息抜きになった」
と様々な意見がありました♪
新所沢の中高生は勉強に力を入れている子が多く、遊ぶ暇もない程熱心。
息抜きになったというのがなにより嬉しく感じます。
中高生のみなさん!
勉強に疲れたら図書館の素敵な本たちに癒されてみませんか?
体がウズウズしたら児童館で遊びませんか?
いつでもお待ちしています♪
そしてまた楽しいクッキングやりましょう!
図書館・児童館より
児童厚生員 榎戸 勇太(7)