日時:H27.9.26(土)14:00~15:30
参加人数:49名
場所:所沢市立みどり児童館 本館 体育室
「忍者の世界に興味を持って、忍者修行を楽しもう!」ということで、
『わかば忍の会』の忍者をお招きして忍者修行を行いました。
今年もこの忍者修行は人気があり、未就学児や低学年の参加が多く見られました。
当日は、忍者、大人の参加者も含めて
49名の忍者がみどり児童館の体育室に集まりました。
「何をしているのかな…」と
図書室などで遊んでいた子も気になっている様子でした。
今年は、まずは格好から(?!)ということで
持参してもらった風呂敷を被るところから始まります。
忍者になりきれたところで
忍者達の自己紹介があり…
今回の道場主も「忍者・あんドーナツ」
その他にも、
「忍者・むらさきいも」
「忍者・まんまる」
「忍者・まめたろう」
4名の忍者が来てくれました!
残念ながら…
「忍者・紅(くれない)はエステに予約のため(?)」
「忍者・キムラーメンは大好きなラーメンを食べすぎて腹痛のため(?)」
という理由で巻物の欠席届が出ていました。
いよいよ忍者修行のスタートです!
今回は6つの修行がありました。
まず1つめの修行は『見る修行』
体育室の中をグルッと見回すと
「あ~!!あんな所にあんな物が…」
子ども忍者たちは、バケツやペットボトル、マジックなど、
あっという間に見つけて指をさします。
余裕のあるスタートを切りました。
2つめの修行は『聞く修行』です。
3人の忍者がいっぺんに違う言葉を言います。
誰が何と言ったのかを聞き分けるという修行です。
今回の言葉は…「忍者さんの好きな食べ物」
「せ~の!」で一斉に忍者達が言葉を発します。
「○△※☆□◎●~~!…栗ごはん丼!」
よく聞き取れない中で、あまり聞きなれない言葉が??
忍者さん「おしい!!もう一度」
「せ~の!」
「 ○△※☆□◎●~~!…かつ丼?!」
修行は何回か続きました。
そして
「てっか丼、やきいも、栗ごはん」
の3つの言葉を当てました!!
3つめの修行は『合言葉の修行』
道場主・あんドーナツさんが
「あか!」と言ったら手を上げます。
「くろ!」と言ったら手を下げます。
そして「しろ!」と言ったら拍手をします。
まずは順調にスタートです。
「あか!」(子ども達、手を上げる…)
「くろ!!」(子ども達、手を下げる…)
「下げる!!!」(子ども達、手を下げる…)
「そうじゃないでしょ、くろって言ってないよ」
「ああそうだった…」(笑)
修行を2、3回重ねているうちに子ども忍者たちはクリアできました。
それではグレードをあげて…
今度は、「あお!」と言ったら歩きます。
「あか!」と言ったら止まります。
「きいろ!」と言ったら手を上げて止まります」
「みどり!」と言ったら走ります。
さらには
「むらさき」といったらゆっくり歩きます。
お題が増えると頭の中が…○△※☆□◎●??
でも、間違えている子たちの方がとても楽しそう!?
おもしろくて笑ってしまって体の力が抜けてしまったようでした。
さてさて…修行はさらに続きます。
4つめは『じゃんけん修行』です。
まず、背中合わせになってから前へ3歩進みます。
ふり返りじゃんけんをします。
そして負けた人は、バタッと倒れます。
さあ子ども忍者たちも続きます。
負けた人は「うっ…やられた…」
ジャンケンで負けただけなのに…
どこからかそんな声も聞こえてきます。
他にも数種類のじゃんけん修行を教えてもらいました。
じゃんけんをして勝った人にくっつく修行や
負けた人は呼吸を止めて勝つまでできるだけ我慢をする
といった修行もありました。
さて修行は終盤となります。
5つ目の修業は『だるまさんが積み立てた』修行です。
まず、学年ごとにグループ分けをします。
あんドーナツさんが「だるまさんが転んだ」
と言っている間に
コピー紙で作った三角柱のブロックを縦に積み立てていきます。
これ簡単なようですが紙なので呼吸をしただけでも崩れてしまいます。
さっきのじゃんけん修行がさっそく役に立ちますが…
「あー!!またくずれた~」とだんだん言葉が少なくなってきて
寡黙に真剣に取り組みます。
遠くで見守る保護者の方々も終始笑顔でした。
そしてついに最後の修行となりました。
これは、みんなの気持ちが一つになると成功します。
1~10までの数を数えます。
ただ数えるのではありません。
「1」 は、あんドーナツさんが声を出しますが
「2」 からは心の中で数え、「10」はみんなで声を出します。
「1、…、…、~10…10!?」
なかなか揃うことはありませんが何回か修行をしているうちに
できるようになりました!!
以上で、困難だったけどとっても楽しかった修行が終わりました。
最後に、あんドーナツさんより「認定証」と
折り紙でできた手裏剣をもらい
子ども忍者たちは、大事そうに持って嬉しそうに見ていました。
忍者の方々は、子ども忍者たちの自由な行動を物ともせずに
ユーモアあふれる言葉やパフォーマンスでアッと言う間に弾きつけ
忍者の世界に誘い込み、盛り上げてくれました。
私服に戻って帰る忍者さんたちにも尊敬の眼差しで
「ありがとうございました。さようなら…」と
子どもたちは手を振っていつまでも見送っていました。
何が始まるのか少々不安そうな面持ちで参加をした子どもたちでしたが、
終えた後、風呂敷を被ったまま帰った子もいて
気持ちの上では、立派な子ども忍者となったようです。
何よりも、和気藹々として友達同士の仲間意識が
強まったのかなと思います。
見守っていた保護者の方々も子どもたちの微笑ましい姿に共感し
自然と会話も弾んでいるように見えました。
参加者全員が笑顔になれた…そんな館行事でした。
来年もさらに内容を濃くして
さらにたくさんの参加者の笑顔を見られたらいいなと期待します。
山上 玉江(1)