日時:12/5(土)9:30~14:00
参加人数:26名
場所:所沢市民体育館 メインアリーナ
12/5(土)に第6回所沢市少年少女球技大会が開催されました。
昨年初めて児童館から「ガイアール」というチームで出場し、見事3位に輝いた大会です。
詳しくは過去のブログをご覧になっていただくと、熱闘ぶりが分かるかと思います。
そして今年も出場しました!
今回はチーム結成から大会本番、その後までを一挙にお伝えしたいと思います!
~リベンジ!チーム結成まで~
今年は募集期間僅か1週間という過酷なスケジュールでしたが
「やりたい!」
「もちろん出る!」
と次々に申込みがあり、出揃ったメンバーはなんと28名!
昨年のリベンジに燃えるメンバーはもちろんのこと、昨年、大会に向けた練習や本番を生で見たり、聞いたりしていた新4年生は
「やっと出られる」
と嬉しそうに申込みをしてくれました。
4年生以上が出られるこの大会は、特に生活クラブの児童にとっては憧れのようになっていたようです。
また、引っ越しなどで他の小学校に転校していた子もこの機会に元の友だちと一緒に出場すべく、申込みをしてくれており、4つもの小学校が集まってこれぞ児童館といったメンバーになりました。
11月の中旬には説明会とメンバーの顔合わせを行い、簡単なメンバーの紹介後、大会の概要やルール説明とチーム決めを行いました。今年は申込み人数が多く、2チームでの出場が決まり、ここからが本題です。
昨年、5年生として出場した6年生からは
「やっぱり昨年のリベンジだからできるだけ同じメンバーで出たい!」
5年生からは
「4年生たちとチームを組んで下の学年の部で優勝したい!」
など色々と前向きな意見が出ました。
子どもたちの意見を優先し、5年生以下の部、6年生以下の部というカテゴリの違いという都合を加味した上で
5年生がうまく分かれて決定しました。
チーム名は5年生以下の部が
「ドラゴンってかっこよくね?やっぱドラゴンでしょ!」
といった理由から「チームドラゴン魂」に決定!
6年生以下の部は
「やっぱ昨年のリベンジでしょ!」
と昨年のチーム名を引き継いで「ガイアール・リベンジ」に決定しました。
どちらのチームも男子らしい理由でかっこいい名前となり、気持ちも盛り上がります。
そしていざ練習へ!
~チーム練習、ライン、パス、10秒厳禁!~
チーム練習は昨年に習い準備運動、パス練習、中当て、練習試合を主に行いました。
1回目の練習では相手の名前を呼びながらパスするといった練習を取り入れると
「〇〇いくぞー」
と照れながらの山なりパス。
「照れない!しっかりと投げよう!」
と声を掛ける内に、慣れてきたのか大きな声が出てきたり、それに伴ってパスのスピードも出てきました。
中当てや練習試合はチーム練習を軸に、人数によって調整をしたり、試合でのルール
「ラインを踏み越えてはいけない」「パスは5回まで」「10秒以上ボールを持ってはいけない」
を意識しながら練習をしました。
練習を重ねていくにつれ、自分たちで声を出しあう姿もあり、たくましくなっていく過程が見られました。
練習は本番までの日程も少なく、毎回全員集まることは出来ず、数えるほど4回であっという間に本番となりました。
~いざ!リベンジ!挑戦!~
まもなくして訪れた本番は12月5日(日)
所沢市市民体育館にてみどり児童館2度目の挑戦とリベンジ開始です。
2チームともに時間内にメンバーは全員集合。前日に
「体育館履きがあるかわかんない…」
と不安でいたKくんも無事片手には上履きを抱えており安心しました(笑)
応援席には昨年に続き
「先生昨年のリベンジだね!」
「応援してるから!」
と多くの保護者の方が来てくれました。
全員集合もつかの間、開会式へ。緊張しながらもしっかりと整列していました。
その後は両チームともに1試合目の為、全体で準備運動とウォーミングアップを開始。
6年生以下「ガイアール・リベンジ」の相手は昨年負けた富岡小チームということもあり
「早速リベンジだね!」
と気合い十分で試合へ。
2セット制で行われる試合で、1セット目はどちらのチームも動きが硬く、ミスも目立つ展開。
結果は3人差で負けていましたが、2セットの合計で争われる為、逆転にはまだ望みがあります。
「次で取返そう!」
「メンバーどうする?」
とハーフタイムはメンバーチェンジの話と作戦会議を行い2セット目へ。
2セット目になると徐々に相手チームの連携がかみ合い、キャッチ、パス、ディフェンス等見事なプレー
「ピッ!」
「ピッ!」
こちらのチームのアウトが続きます。
「ピッピッピー!!」
終了の合図が鳴ると、結果は残念ながら勝利とはならず。子どもたちも残念そうな顔で下を向きます。
5年生のTくんは
「先生次の試合から全部勝てばまだ優勝できる!?」
1試合目で負けてしまった為、どんなに頑張っても4位までですが
昨年のリベンジ!と優勝を目標にしていただけにとても胸に刺さり、なかなか返す言葉が見つかりませんでした。
副キャプテンの6年生Rくんはすぐに悟ったようで
「優勝はなくなったのか…」
と呟き、一人悔し涙。
「一緒に戦ってくれた5年生に申し訳ない」
と下級生を気遣う姿はさすがでした。
結果は結果ですが
「次がある!まずは1勝!残り試合全部勝とう!」
と精一杯励まし合う姿があり、気持ちを切り替えようと頑張っていました。
センターコートでは5年生以下の「チームドラゴン魂」が接戦の末、2回戦進出。見事勝利を挙げてくれました。
ともに固さはあったものの、結果は対象的な1回戦となりました。
その後は応援席に戻り、反省と作戦会議。
職員は他の試合の審判等の役割がある為、一緒に話すことは出来ませんでしたが、応援に来てくれていたわかば児童館の増田さんが子どもに叱咤、激励してくれていました。
「パスが山なりすぎる」
「外野が動けてない、もっと動こう!」
と昨年担当だったこともあり、的確な指示で子どもたちの顔つきも変わってきました。
そして続く2回戦。「ガイアール・リベンジ」は「いくぞ!」の掛け声とともにいざ出陣!!
息を吹き返したように
「バシン!バシン!」
と次々に相手を倒していきます。ボールのキャッチミスも少なく、まさに圧倒でした。
「チームドラゴン魂」も勢いそのままに連勝。決勝戦への切符を手に入れました。
試合後は
「次、決勝頑張ってな!」
と下級生のチームに6年生が声を掛けたり
「ガイアール勝ったね!」
など両チームともに互いの健闘を称えていました。
また、頭を切り替えて次の試合の作戦を考えたりなどそれぞれの姿がありました。
あっという間に最終試合。「ガイアール・リベンジ」は動きもさらによくなり、完勝。
危なげなく勝ち切りました。
その分悔しさも残るようで
「1回戦勝ちたかったなぁ」
と本音も…。
最後は優勝がかかった5年生以下の部の決勝戦!
「がんばれー」
「負けるなー!」
応援席からの声にも熱が入り、良いムード。
さらに決勝戦の相手は、幾度となく上級生が苦汁をなめた富岡小のチームが相手ということもあり、益々気合いが入ります。
と思えば、どこかリラックスムードの「チームドラゴン魂」これがこのチームの良さでもあるようで、ゆったりと試合に臨みました。
1セット目、組織された相手チームの猛攻に防戦一方。応援席やベンチからは
「山なりのパス出さない」
「無理してとらない!」
など指示が飛びますが、真っ白の状態で聞こえていない様子。
「ピッピッピー」
大差をつけられハーフタイムへ投入しました。
「結果はどうあれ出しつくそう!」
職員から鼓舞され、自分達も円陣を組み、気合いを入れて2セット目へ。
試合巧者は依然富岡小チームでしたが、必死の応戦!!
しかし、反撃及ばずに負けてしましました。
こちらも目標としていた優勝、そしてメダルには届かず…。しかし、どこか晴れやかな表情もありました。
「強かった…」
「次は勝ちたい」
相手の強さは認めつつも、次回を見据えた子どもたちの言葉も聞かれました。
「準優勝だよ!おめでとう!」
「昨年の3位から1つ上がったね!次こそ1位だ」
保護者や、上級生の言葉が何より嬉しいものでした。
「先生!リベンジにはもう次はサークルみたいのつくらなくちゃだね!」
と来年に向け前向きな言葉も頂きました。
続く表彰式。「ガイアール・リベンジ」は悔しい結果に
「出たくない」
と本音もありましたが、最後までしっかりと整列し、続々と表彰されるチームを見つめていました。
大会後すぐサッカーの合宿に参加しなければいけなかったNくんは
「友だちと一緒に最後まで大会を終えたい」
と言って残ってくれ、とても立派でした。
「チームドラゴン魂」は誇らしげに表彰されていましたが、1位のメダルは羨ましいようで
「いいなぁ」
とこちらも本音もチラリ。また来年に持ち越しです!
その後はチーム毎に記念撮影を行い、保護者への挨拶をして解散となりました。
2チームでの出場となった今回は嬉しさも悔しさもあった大会でしたが、また来年!倍返しでリベンジできればと思います。
~その後~
大会終了後、児童館で簡単な打ち上げを行いました。
子ども達から感想をもらうと
「悔しかったけど、色んな子と一緒に出られて思い出になった」
「来年は優勝したい」
など良い意見が沢山でました。
キャプテンのHくんは口数少なく、言葉を詰まらせていましたが、生活クラブの頃からみどり児童館のドッジボールの中心として引っ張ってきたこと…。そしてリベンジとして出場できる最後の大会だったこと。キャプテンとしての責任など…数えきれないほどの思いを背負っていたのではないでしょうか。
不完全燃焼とは違うかもしれませんが、煮え切らない終わりとなってしまったことは職員も同じ思いです。
ぜひ、次年度はチームのコーチといった立場でその力を借りられたらと望んでしまいます。
大会を振り返れば「もっとこうすれば…」
など反省も沢山ありますが、大会後の子どもたちは、気持ちを切り替えこの冬休み中に仲よく来館して遊んでいく姿が多あります。
繋がりはまだまだ強固ではないですが、ちいさな絆を大切にし、来年以降も子どもたちと一緒に優勝を目指していきたいと思います。
目標は
「打倒!富岡小!目指せ!優勝!」
みどり児童館のドッジボールはまだまだ燃えていきたいと思います♪
児童厚生員 榎戸勇太(1)