日時:12月22日(火)16:15~
場所:みどり児童館 集会室
「カン!カン!カン!」
心地よい拍子木の音とよもに
「紙芝居のはじまり、はじまり―」
11月よりみどり児童館では「所沢紙芝居の会」より鴻巣さんという語り手さんに来て頂き、
「紙芝居タイム」というものを実施しています。
そもそもは館長のお知り合いであった関係ですが「平日に来館する小学生の楽しみを何か作りたい」
という児童館の願いと「紙芝居の面白さを広めたい」といった鴻巣さんの想いが重なり、実現に至りました。
今回は3回目の実施となり、回数を重ねる毎にファンは増え、小学生が参加者の中心です。
乳幼児のお子さんの参加もあり
「かぁみしばぁい♪」
と足踏みしてウキウキな様子が可愛すぎて思わずにっこりしてしまいます。(笑)
時間になり、いよいよ紙芝居タイムのはじまりです。
まずは鴻巣さんより恒例の自己紹介。
「蜘蛛の巣みたいな名前の鴻巣です。」
「でもよく蜘蛛の巣で覚えられちゃうの…ウフフ♪」
「みんな覚えてくれたかな?」
と少しお茶目な鴻巣さんの人柄がうかがえます。(笑)
1話目は前日に雪がふったこともあり、タイムリーな「ふうちゃんのそり」
紙芝居の台が開くと、ぐっと物語に引き込まれてしまうのがまた不思議な魅力です。
物語が始まると、紙芝居の台と鴻巣さんの語り口にあっという間に引き込まれていきます。
ふうちゃんが手づくりのそりを作ってもらい、勢いよく滑っていく様は
「びゅうー!」
という鴻巣さんの声でより迫力が増し、タイムリーな内容も相まって子ども達は夢中で見ていました。
物語はあっという間に終わってしまい
「もう終わり?」
と小さな呟きが聞こえてきます。
「まだまだ続きますよ」
と毎度リクエストにお応えしてのもう1話!といきたいところですが
「少し遊びましょう!」
と恒例の小休憩です。今回は
「もちっこやいて」
というわらべうたに挑戦しました。
「もちっこやいて♪とっくらかえしてやいて♪〇〇ぬって~♪食べたら~うまかろう♪」
と歌に合わせての手遊びです。
特に〇〇の部分は子ども達からリクエストをもらい、定番の「海苔」や「きなこ」そして
「ジャム!!」
と意外においしそうな組み合わせも飛び出し…(笑)
みんなでおいしく食べました♪さらに自分がリクエストしたものの時は
「うまかろう♪」
の顔がトロンと至福の表情に変わるところがまた、可愛くてたまりません(笑)
こういう遊びも伝わっていくといいなぁと思います。
いよいよ2話目は「ねずみきょう」
昔懐かしいお話ですが、みなさんはご存知でしょうか?
適当なお坊さんが、おばあさんに適当にネズミの様子を唱えたお経を教えたところ、
そのお経で家にやってきた泥棒を見事追い返してしまうという話です。
「知ってるー」
という子どもも多かったようですが、泥棒の慌てる姿には「クスクス…」と思わず笑い声が漏れていました。
こちらもあっという間に終了となり、
「これにておしまい」
片付けの為解散となりましたが、退室後にも
「ねぇ、ねぇこの台ってどうなってるの?」
「すごい!こうなってんだぁ」
と紙芝居台の構造に興味津々の子どもたち。
もうすっかり紙芝居の虜ですね。
優しい鴻巣さんは
「じゃぁこんなのどぉ?」
と数名を捕まえてもう1話。
クイズを交えた紙芝居も披露していただきながら
「引く時はここから」
など紙芝居のやり方まで丁寧に教えてくれたりと至れり尽くせりでした。
それにはここぞとばかりに子どもたちが群がります。
時代は変わっても子どもが夢中になるものは意外と単純で何事も「本物」は、魅力的なのだと感じます。
ぜひ子育て中のみなさんにも紙芝居タイムに参加していただき、
子ども達のそんな姿を見ていただけたらと思います。
鴻巣さんからは
「次のお話は何にしましょうね…♪」
と早速次に向けての話を頂いています。
次回は2月の18日(木)!たくさんのご参加お待ちしています♪
児童厚生員 榎戸 勇太(2)