入間市児童センター2022年最初のイベント新年お楽しみ会を1月5日(水)に開催しました。
今年は例年とは趣旨を変え「こどもかくし芸会」をテーマにしました。12月から発表者の募集をしました。発表があることを、けん玉が得意な小学5年生Aくんとお母さんにお話すると「是非やらせてください!」と快く引き受けてくれました。他にも個性豊かな発表の申し込みを頂きました。
<あいさつ>
新年の挨拶と十二支のお話をしました。「今年は何年?」「去年は?」と質問すると「虎!」と元気よく答えてくれました。ではどうやって干支の順番が決まったのでしょう?昔々にあった動物たちの競争の話をすると、みなさん真剣な表情で聴いてくれました。

<こどもかくし芸会>
いよいよ子どもたちの発表です。司会はこども運営ボランティアの子どもたちが担当してくれました。

〇プログラム1.皿回し
児童センターでも貸し出している皿回し。皿を回すのにもコツがいりますが、回したお皿を上に上げてキャッチしたり、指に乗せて回したり色々な技に挑戦します。技が成功する度に観客の方から歓声が聞こえました。

〇プログラム2.あやとり
仲良し姉妹の二人あやとりと、お姉ちゃんの一人あやとりの発表です。観客の方たちの温かい視線に囲まれチャレンジする二人、成功する度に温かい拍手を頂きました。

〇プログラム3.地理博士
地理博士による発表です。「日本一人口の多い都道府県は?」などのお父さんの質問に、地図を指差し都道府県の名前や豆知識を答えます。最後には観客の方に「入間市の姉妹都市は?」と質問すると、小学生を中心に「佐渡市!」と答えていました。大人顔負けの知識に驚きましたが、終了後に聞くと時間があればもっとたくさん発表出来ると教えてくれました。また博士の知識発表を楽しみにしています。

プログラム4.飛び入り参加コーナー
見ているだけだと「私も○○できるのにな…」なんて思いが出てくる頃かな…と飛び入り参加コーナーです。まずは、ちびっこも来てくれているので♪からだダンダン♪を踊ってくれる子を呼びかけます。想像していたよりたくさんのお子さんが前に出て踊ってくれました。いつもはスタッフが話しかけても固まってしまう恥ずかしがり屋の3歳Hちゃんも元気いっぱい踊ってくれたのがとても嬉しかったです!

つづいて「ピアノ弾ける人?」と声をかけると2名の子が発表してくれました。たくさんの人の前で楽譜なしで堂々と弾く姿には驚かされました。
最後にお正月にちなんでコマ回しの発表です。紐を使ったり手で回したり、突然の発表なので失敗する子もいましたが、前に出て挑戦し拍手をもらうと満足そうな表情を見せてくれました。手を挙げて前に出てくるだけで凄いと私は思います!
プログラム5.けん玉
子ども発表のトリはけん玉名人によるタイム競技です。時間内に10種類の技を成功させるとクリアとなる競技です。見たことのない珍しい技に観客の皆さんは息をのみます。最後の技が成功すると大きな拍手が起きました。3年ほど前は、とめけんの試験に合格しようと頑張っていたAくん。それから親子でけん玉の練習に励み今では検定や大会に出場しているそうです。そんなAくんの頑張りをたくさんの人に見てもらえたのは私も嬉しくなりました!

<南京玉すだれ発表>
毎年恒例の地域のボランティア団体による南京玉すだれの発表です。例年は子どもたちの体験会を行っているのですが、今年は新型コロナの感染防止のため体験は中止としました。それをお話した際、ボランティアさんのご厚意で児童センタースタッフが練習し一緒に発表させていただくことになりました。
南京玉すだれは一見、海苔巻きを作るすだれに見えますが、色々な形に変わる不思議なすだれです。どんどん形を変える姿に観客の方から「おぉ~」と歓声と拍手が聞こえました。スタッフは所々失敗するのもご愛敬です。


今年の新年お楽しみ会は、子どもだけではなくスタッフもいろいろなことにトラ(虎)イする会になりました。最後に、他市の児童センターのけん玉名人のお話をしました。けん玉にはまった子どもが今では世界チャンピオンになった子がいることを話すと皆さん声を出して驚いていました。
終了後に発表してくれた子、司会をしてくれた子に感謝を伝えると満足そうな表情を見せてくれました。

今回特技を発表した子どもたちも、技を磨いたり発表したりする楽しさを感じられたのではと思います。この発表が将来の花が咲くきっかけになれればうれしいです。
上田真奈美(20)