おやこの遊びひろば 子育て力アップ講座 オンライン「絵本講座」
〜絵本と過ごす親子の時間〜
令和5年2月13日(火)14:00〜15:00
講師 熊崎 典子氏 (保育士・読み聞かせボランティア・基礎絵本セラピスト)
参加者 18組36名
今回の子育て力アップ講座は、熊崎典子先生をお迎えして絵本講座を行って頂きました。
温かい雰囲気の中、5冊の絵本を柔らかな声で読んで頂き、色々な視点で絵本のあり方や良さを学ぶことができました。
◎読んでくださった絵本
『はじめまして』 新沢としひこ作 大和田美鈴絵 鈴木出版
『あめぽったん』 ひろかわさえこ作 アリス館
『こっちとこっち どっち?』 きたやまようこ作 あすなろ書房
『のまどくん』 片山健作 文溪堂
☆どんな風に読む?
自然に、絵本の文字に沿って読んで良いそうです。
また、始まりから終わり、背表紙も丸ごと味わってみてください。
じっくり隅々まで絵本を眺めてみると、作者さんの想いや工夫を
感じ取る事ができると思います。
☆どう選ぶ?
「好き」を大切に
本屋さん(児童書専門店)や図書館に出かけてみましょう。
お子さんの好きな物を3つあげてもらい、好きなものが描かれている絵本を
選んでみるのも良いですね。
また、「月刊絵本」などを通じた絵本との偶然の出会いも面白いです。
絵本の対象年齢にはあまり気を取られず、お子さんが興味あるものを読んであげましょう。
☆絵本を読んでいると、、、
お子さんは、お父さんやお母さんの声を聞いて安心します。
また、読んであげている間に、お父さんやお母さんはお子さんの反応の変化や成長に
気がつくでしょう。
「絵本は心のアルバム」と仰っていた先生の言葉が心に残っています。
赤ちゃんの時のお気に入りの絵本をとっておくのも良いですね。
☆どうして絵本を読むの?
絵本には、豊かな言葉や想像力を育む力があるのは勿論ですが、
お父さんやお母さんと触れ合える楽しい時間でもあります。
先生が、「心が動く瞬間を共に積み重ねていく日常が多ければ多いほど幸せですね」と
仰っていました。
☆子どもと絵本を読む時間は?
先生がお子さんと絵本を読んだ時間を換算してみたら、、、
絵本を1日10分読むことを六年間続けても、なんと!15日しかないそうです。
思ったよりも少ない時間だと思いました。
先生から、
「お子さんが絵本を読んでと持ってきたら『はい、喜んで』と笑顔で答えていけると良いですね」と
アドバイスいただきました。是非皆様もやってみて下さい。
【参加者さんからの質問】
○ページを勝手にめくってしまう
お子さんのペースで見たいところを見せてあげて良いそうです。
○寝かしつけにおススメな本は
あまり拘らず、お子さんが好きな本で。好きな本を読むと心が落ち着くそうです。
○何度も同じ本を読む
繰り返し読んで満たされたら次の本に行けるそうです。
先生が優しく語りかける絵本の読み聞かせを、参加者の方々が画面越しで親子で
一生懸命聞いて下さっていました。
スタッフ自身も、子どもに戻ったようにワクワク、幸せな時間を過ごしました。
ご参加頂いた皆様、有難うございました。
熊崎先生、貴重なお時間を頂き、有難うございました。
保育士 塩中敦子(1)